【東京オートサロン2018】Legend of the BNR32「GReddy RX」の名はBNR34が継承【Play Back the OPTION Spin off】

この34RXですが、「RX」という名が付けられているということは、パーツ開発車両だという意味を持っています。しかしなぜ今、新たにBNR34用のパーツ開発がされるのか? パーツはもうすでに各種出揃っているのでは?とも感じます。

BNR32発売から30年近く、BNR34でさえ発売から20年近く経っています。しかしRB26 GT-Rのチューニングはいまだに日進月歩、BNR34は最後のRB26エンジン搭載車として現役真っ最中です。

トラストで今、なぜBNR34用パーツ開発がされるのか? それは、トラストの考える今後のGT-Rチューンは、カリッカリの最高速・ゼロヨン記録狙いとはまた別に、今後もずっと長期にわたり乗れるような、そんなパーツ開発を進めていくのだそう。そのために1999年式のBNR34を購入し、新たな路線での開発が進められるということです。RB26 GT-Rオーナーにとって、これは心強い流れです。

ちなみに「GReddy」というのは、トラストのブランド名。GREAT(偉大な)なEDDY(渦巻き)という意味を持っているだけあり、タービンやそれに関係する補器類(インタークーラー、パイピング、ブーストコントローラー等)がGReddyブランドとなります(昔は、足まわりやブレーキ関係は「GREX」、エアロ関係は「GRACER」と使い分けがされていましたが、今は「GReddy」の名が多く使われているようですね)。

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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