サーキットでは、1993年6月号で間瀬サーキットにて、市販のTD05-16Gツインターボ仕様、1.6kg/cm2、620ps/1万rpmのパワー、パワーバンドは6000〜8000rpmという超クロスされたGREX6速MTで全コーナーをパワースライドで駆け、当時のコースレコード1分5秒76を記録! サーキットでの本来のGT-Rの姿を見せつけたのです。
そして! 1994年4月号、OPT名物の0-300km/hテスト(0スタートから300km/hに到達するまでのタイムを計測)では、当時開発中だったTD06L2-20Gツインターボ仕様で驚異の記録を残しました。ブースト圧2.0kg/cm2、840ps/1万1500rpmのパワーはすさまじく、コントロールするのは至難の業。GREX6速MTは3速でもタイヤのスキール音が止まらず、記録はそれまでのトップタイムを1.68秒縮める24.68秒。最高速はその後、330.275km/hを記録。谷田部のテストコースでは限界かと思われる速さだったのです。
その後、全国のサーキットを転戦して行われた「ザ・プロフェッショナル・タイム☆バウト!」では、ギャラリーが見守る中、テスト無しの一発勝負で好タイムを叩き出す姿は、今のサーキットアタックの原点を作ったとも言えるトライでした。