神戸製鋼所、タイヤ・ゴム機械事業の中国新拠点設立を発表~世界シェア50%獲得を目指す

神戸製鋼所は、同社機械事業部門のタイヤ・ゴム機械事業で中国新拠点を設立する、と発表しました。

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今回新設される中国の事業所は、自動車や建設機械用タイヤ等の製造工程で使用されるタイヤ・ゴム機械(混練機、二軸ローラーヘッド押出機、タイヤ試験機)の中国における営業・アフターサービスを目的とした、神鋼産機系統工程(青島)有限公司(略称:KMQ)で、総投資額は200万元(約4,000万円)、4月からの営業開始を予定しています。

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神戸製鋼所という社名は、自動車ファンにはあまりなじみがない名前ですが、自動車に関係する事業を数多く擁している会社です。

タイヤ・ゴム機械事業でも、混練機においてトップメーカーであり、KMQを設立して世界最大のタイヤ生産量を占める中国での需要取り込みを図り、世界シェア50%獲得を目指す、ということです。

中国は全世界のタイヤ生産量の約40%(出典:日本自動車タイヤ協会)を占めており、中国市場のタイヤ生産量も2015年の約5.2億本から、2020年には約6.5億本まで増加する見込みです(出典:Tire Technology International)。

同社は中国向けにこれまで250台以上のタイヤ・ゴム機械を納入しており、アフターサービスのニーズにこたえるため、今回のKMQを新設することになりました。