■「すべての人にとって適切なバン」にすることを目指し開発
フォルクスワーゲンは、第7世代となる商用バン「トランスポーター」を開発中ですが、そのティザービデオが公開されました。
同ブランドでは、1949年に「T1マイクロバス」が世界を席巻して以来、バンの開発に積極的に取り組んでいますが、新たな電動モデルの準備を進めています。
新しいティザービデオでは、新型トランスポーター、多面的な全電気自動車のID.Buzzや、ファミリーやレジャー向けに設計されたマルチバンに次ぐモデルになると説明しています。
トランスポーターは完全にビジネス仕様であり、ヨーロッパ全土の商用車オペレーターのニーズに応えます。
同ブランドでは、次期型を「すべての人にとって適切なバン」にすることを目指していると述べており、全電気式、プラグインハイブリッド、ディーゼルパワートレインなど、さまざまな推進オプションを提供することを意味します。
さらに、トランスポーターのバリエーションは2種類の長さと高さのパネルバン、ダブルキャブのドロップサイドトラック、コンビ、そして多くの乗客を運ぶためのカラベル・シャトルバスなど膨大になることもわかりました。
第7世代トランスポーターの仕様をまだ明らかにしていませんが、フォードとの提携によりプラットフォームを共有するフォード「トランジット/トーナメント・カスタム」と密接な関係になることはわかっています。
ただし、以前捉えたプロトタイプでは、2台のバンのボディが非常に似ているものの、フォードと区別されたグリルが付いていることがわかっています。
さらに同社では、「フォードとは似ていますが、私たちはフォードとは異なる車を持っています。 判断は皆さんにお任せしますが、我々の方が優れていると考えております。 これはフォード社内でも評価されており、誰もがこちらの方が優れていると信じています」と自信を持っているようです。
T7トランスポーター次期型のワールドプレミアは目前に迫っています。