■最高出力は315psから335ps程度まで向上か
フォルクスワーゲンは先日、主力「ゴルフ」改良型を発表しましたが、そのハイパフォーマンスモデルとなる「ゴルフR」プロトタイプを初公開しました。
レースで披露されたプロトタイプは、目を引く明るいブルーの迷彩を施し、数多くのフォルクスワーゲンモデルの中でも際立っていたようです。中には、2002年ゴルフR32や、オリジナルのゴルフGTIなどのクラシックなモデルと、第2世代ゴルフのラリーモデルがありました。
ハンドルを握ったのは、レーシング界のレジェンドであるハンス・ヨアヒム・スタックと、6度の世界ラリークロスチャンピオンであるヨハン・クリストファーソンであったことで、さらなる興奮を加えたと伝えられます。
ゴルフR改良型では、よりスリムなヘッドライトを装備、フロントグリルとエアインテークは、現行型 Mk8ゴルフRと比較してわずかに角張ったデザインになっています。
リアエンドは公開されていませんが、新設計されたLEDテールライトを装備、リアディフューザーも刷新されていることは間違いありません。
同ブランドは、2025年のゴルフRのスペックに関する具体的な情報を発表していませんが、おそらくいくつかのアップデートが行われた可能性がありそうです。
新型ゴルフGTIでは、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンの最高出力が241psから261psに向上したことからも、ゴルフRも現在の315psから335ps程度まで向上すると予想されます。
また、さらにダイナミックなドライビングを実現するために、デュアルクラッチトランスミッションや、全輪駆動「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」システムなどのコンポーネントにソフトウェアの変更を実装する可能性もありそうです。
ゴルフR改良型のワールドプレミアは、2024年半ばに予定されているようです。