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■レースエンジニア・渡邊信太郎がダラーラ・ストラダーレをチェックしてみた!
●ベースの22,565,000円(税別)では屋根も無い! けど、お値段納得の技術が満載!
2020年4月14日にclicccarで公開した『窓も屋根もなくて22,565,000円(税別)のダラーラ・ストラダーレってどんなクルマ? 街でサーキットで大井貴之が走らせてみた!』。
これは今、爆発的人気を誇る話題のYouTubeR(※「R」は大文字なのがこだわり…だそうです!)・大井貴之さんがダラーラ・ストラダーレをストリートメインで徹底チェック!という動画記事。
再度、ダラーラ・ストラダーレの概要を紹介すると、F1やF3、フォーミュラeなど、フォーミュラシャシーのサプライヤーとしてお馴染みのイタリア・ダラーラが市販車として開発、製作したクルマ。
2.3L 直4DOHCターボで400ps・500Nmのパワー&トルクを発揮するエンジンに、複合材とカーボンファイバーを多用したまんまスーパーカー的なレーシーなボディで乾燥総重量は855kg!
ベース車両のお値段は22,565,000円(税別)! これにキャノピーやリヤウイングをオプション装着していくと、大井さんが試乗した状態で…多分、4000万円ほどか。
●気鋭のレースエンジニア・渡邊信太郎から見たダラーラ・ストラダーレの凄さ
大井さんのYouTubeチャンネルでは今、そのダラーラ・ストラダーレの続編ともいえる動画が6本に渡り公開されています。
見た目も値段もスゴイけど、なにがどう凄いのか? 試乗だけでは分からないその凄さを、『ヴィークル・ダイナミクス・エンジニア』元ムーンクラフト、現フリーのレースエンジニアとして活躍されている渡邊信太郎さんの知識と経験から、中から外、上から下まで舐めるように細部をチェックして見えてきた、ダラーラ・ストラダーレの真の凄さを「諸説あるけど!」(渡邊)喋くり倒しています。
【渡邊 信太郎 Profile】Shintarou WATANABE
東京都出身。学生時代はタイヤサービスや富士フレッシュマンシリーズでサーキット三昧の日々を送る。1992年、ムーンクラフト(株)に入社。F3000、Gr.A、JTCCではメカニック業務をこなし、2002年以降からはスーパー耐久、JGTC、FormulaNippon、S-GTなどの各カテゴリーにおいてチーフエンジニアを経験。その後は紫電、マクラーレンGT3、LOTUS EVORAでは開発責任者を務める。
現在はフリーランスとしてS-GT LOTUS EVORA、スーパー耐久のKTM X-bow GT4のエンジニアを担当。またワンメイクレース等の技術コンサルティングも行っている。
そんなレースのプロ、渡邊さんの目には、ダラーラ・ストラダーレはどう見えたのでしょうか?
「レーシングコンストラクターのダラーラがどのような市販車を作ったのか、凝ったエアロダイナミクスを集中的に見てみたいと思います!」(渡邊信太郎)
全6本の動画ですが、なるほどね~、へぇ~、そこまで見るか!と、6本一気に見られてしまいますので、最後までじ~っくりご覧ください!
【1時限目】まずは助手席から、車内から分かる作りをチェック!
「はぁ~なるほど!」「物凄い剛性体に乗っているような感じ」(渡邊)
まずは大井さんドライブの助手席から、車内や乗り心地などをチェック。ガルウイング(っていうかキャノピー)を閉めた途端の一言から、レーシングカーと市販車との違いを解説スタートです。
びっくりな湾曲したフロントスクリーンや、エンジン搭載レイアウトのウンチクも!