【ジュネーブモーターショー2018】アストン・マーティンの高級モデル「ラゴンダ」がEVとなって復活

アストン・マーティンが1974年から1990年まで製造していた大型高級4ドアセダン「ラゴンダ(Lagonda)」。同社はジュネーブモーターショー18で、新たにEV化したゼロエミッション・ラグジュアリー・カー「ラゴンダ・ビジョン・コンセプト」を公開しました。

最先端の電動化技術や自動運転技術を投入し、早ければ2021年に生産を開始するそうで、同モデルの近未来的なデザインを生産モデルにも活かすようです。

インテリアからデザインをスタートさせたそうで、身長2m以上の大人4人が体を伸ばして寛ぐことができる室内スペースを実現しています。

EV化によりエンジンやミッションが不要となった分、室内空間を広く確保した上でエクステリア・デザインを構築。空気を切り裂くようなシャープな外観が目を引きます。

車高が低いため、後席乗降性への配慮として、後方ヒンジのリヤドアを開けるとルーフが同時に上方に開く構造になっており、車内で立ち上がったままの姿勢で降車することも可能になっています。

4人乗りで前席は180度回転可能。「レベル4」の高度自動運転機能を備えており、ステアリングホイールは不要時に左右への移動や格納が可能になっています。また全固体電池の採用により、1充電で約640km走行可能。全輪駆動で走行シーンに合わせて各輪にトルクを最適配分します。

このように、最先端の機能を備えた高級EVの復活を目指すアストン・マーティンですが、2017年の売上高が過去最高を記録するなど、業績好調な同社だけに、「ラゴンダ」復活の実現性は高そうです。

Avanti Yasunori・画像:Aston Martin)

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【関連リンク】

Aston Martin lagonda
https://www.lagonda.com/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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