日産の電気自動車「リーフ」はリアルワールドも意識した空力開発で航続距離を伸ばした

リーフといえば、世界的にもっとも売れている電気自動車(EV)の一台であり、またフルモデルチェンジにより進化した量産EVです。2017年のフルモデルチェンジでは、バッテリー総電力量を40kWhに増やし、最大航続距離を400km(JC08モード)に伸ばしたことが話題となりました。

基本的なプラットフォームはキャリーオーバーですしモーターも同型式ですから、単純にバッテリーを大きくした分だけ航続距離が伸びていると思いがちですが、そうとは限りません。

フルモデルチェンジ前のモデルは、バッテリー総電力量30kWhで航続距離280㎞だったのです。単純にバッテリー総電力との比率でいうと、新型の航続可能距離は375km程度までしか伸びません。つまり、バッテリー総電力を増やした以外の部分でも航続距離が伸びるような工夫がなされているというわけです。

その一つが空力性能の進化です。今回、日産自動車で空力や風切音などの開発を担当している高木 敦さん、燃費や動力性能について担当している松井弘毅さんのお二人にリーフの空力性能における進化、とくに世界初というアプローチについてうかがうことができました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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