フルTNGAセダン・トヨタ カムリで女子力アップ!【かえちゃんの次のクルマ選び!! Vol.12・前編】

「走りへのこだわり」も新型カムリのセールスポイントです。TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)と呼ばれる、トヨタ流「クルマ造りの構造改革」によって、プラットフォームやパワートレーン、シャシーなど走りに関わる部分を部品レベルから刷新しています。

外から見た感じでは「ピラーがちょっと寝すぎかな?」と思いましたが、いざ運転席に座ってみるとシートとステアリング、シフト、ペダルの位置関係が適切で、体型に合わせたドラポジがスムーズに決まります。

車幅がワイドなので取り回しに苦労しそう…と躊躇していましたが、走り出すと「ドライバーの意のままに操れる」という印象で、すぐに慣れました。加速、操舵、ブレーキの各動作が見事にリンクし、スポーツカー程ではないけれど重心が低いおかげで、SUVやミニバンみたいにカーブで「グラッと」傾かず、素直に曲がります。

カタログでも「クルマの挙動をリアルに体感できるように、ヒップポイントを低くして、シート位置を後方にオフセットさせた」と謳うほど。走りへのこだわりやスピリットは高性能なスポーツカーにも負けていません。

ベルトライン、ボンネットフードともに低く設定され、ピラーをスリムにしているので左右の見切りがよく、前方の見晴らしのよさは抜群です。

トランスミッションはCVTですが、シフトはマニュアル感覚で操作できる6速シーケンシャルシフトマチックを採用。パドル式だとスポーティすぎるけれど、マニュアル操作で積極的にエンジンブレーキを活用したいという、ベテランドライバーの心をくすぐるアイテムですね。

<後編>へつづく

(文:湯目由明/モデル:かえ ひろみ/ヘア&メイク:中田愛美/写真:ダン・アオキ)

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この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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