フルTNGAセダン・トヨタ カムリで女子力アップ!【かえちゃんの次のクルマ選び!! Vol.12・前編】

私のカムリに対する印象は…「アメリカ向けのでっかいセダン」。先代も2.5Lのハイブリッドシステムを採用していましたが、SAI(レクサスHSの兄弟車)と比べると影が薄くて、街中でもあまり見かけません。

日本ではマイナーな存在ですが、世界100以上の国と地域で販売され、累計販売台数が1800万台を越えるグローバルカーなんです。日本の道路環境ではかなり大柄に感じるボディサイズも、海外、特にアメリカ市場がメインだと聞けば納得できるし、クーペのように低く構えたフォルムはいかにもアメリカ人好みという感じです。

カローラアクシオからクラウンまで、トヨタのセダンはハイブリッド車のラインアップがとても充実していますが、日本仕様のカムリはHVオンリー(海外にはガソリンの2.5L直4と3.5LV6モデルがあります)の展開。

2.5Lエンジンにモーターアシストを加えたシステム最高出力は155kW(211PS)とパワフルで、JC08モード燃費は28.4km/L(Gレザーパッケージ、G)。大柄なボディをストレスなく加速させる動力性能を備えながら、コンパクトカーに匹敵する燃費を達成しているのは驚きです。

メーター類は操作の動線や視線移動にも配慮したデザイン。速度やハイブリッドシステムの稼働状態など、必要な情報が瞬時に得られるので運転に集中できます。

キーンルックと合わせて個性的な表情を演出するヘッドランプは、ロービーム、ハイビーム、デイライトのすべての光源をフルLED化。前後フォグランプやリヤコンビランプもLEDで省電力化に貢献しています。

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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