雪国以外でもスタッドレスにするべき? F1女子が最新スタッドレスをアスファルトで試す!

齋藤「スタッドレスタイヤを発売しているタイヤメーカーは、雪や氷上できちんと走れること以外に、どこもその性能の効きが長持ちしていることをひとつの売りにしているよね。ただ、効きがどれだけ続くかどうかだけじゃなく、例えばこのダンロップWINTER MAXX02みたいにスタッドレスタイヤそのものがどれだけ擦り減らないかという耐摩耗性にも注目しないといけないよ」

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yuri「それじゃあサマータイヤと同じような感覚で雪のない道路を運転しても大丈夫なんですね」

齋藤「そう、特に最新のスタッドレスタイヤは基本的にサマータイヤと運転方法を大きく変えなくてもいいように思う。ただ、スタッドレスタイヤの「美味しい」性能を維持させたい僕は、サマータイヤ以上に『急発進』『急減速』『急旋回』はやらないように心がけてるよ。せっかく買ったスタッドレスタイヤの特性をずっと確保したい、という欲張りな性格なんだ(笑)」

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yuri「では私も、そんな運転を心がけます! ただ、クルマに詳しい人から『スタッドレスタイヤにするとウルサくなる』と聞いたことあるんですけど……私の感じ方がおかしいのかこのタイヤ(ダンロップWINTER MAXX 02)ってどうですか??? 履き替える前のサマータイヤとの違いがわかりません…」

齋藤「確かに昔のスタッドレスタイヤはうるさかったなあ。ただ、タイヤメーカーにとっていまのスタッドレスタイヤを開発するとき氷上・雪上性能以外の需要なテーマのひとつとして摩耗性・耐久性などとともにあげているのが走行ノイズをいかにおさえるかなんだ。そんな流れになったのは2008年に発売されたダンロップの「DSX-2」からで、当時は『アスファルトでサマータイヤと変わらないくらい静か!』だと話題になったんで、他メーカーもノイズをおさえることに力を入れ始めたんだよ」