一方、今期(2015年4月‐2016年3月)の業績予想については世界販売1,015万台(‐0.2%)、売上高27兆5,000億円(+1%)、営業利益2兆8,000億円(+1.8%)、純利益2兆2,500億円(+3.5%)に設定しています。
豊田社長は「持続的成長」ができるよう、自動運転や環境技術など研究開発領域が広がるなか、今期の研究開発費に1兆500億円(前期比+455億円)を計上、加えて2019年に予定している生産能力30万台拡大に向けて設備投資1兆2,000億円(+226億円)をそれぞれ見込んでいます。
また今年後半に発売する次期プリウスを皮切りに、2020年を目処に世界で販売するクルマの約半分を新設計手法「TNGA」による開発車に切り替える予定。
2012年から3年間に渡ってこれまで工場新設を控えるなど、「意思の有る踊り場」を設けて「真の競争力」を身につけるべく努力を重ねて来た同社ですが、今年はその実力が問われる時期。
VWやGMがトヨタを猛追するなか、今後の業績推移に大きな注目が集まりそうです。
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