三菱自動車とMCリテールエナジーがEV、PHEVユーザーの充電モニター実証事業のモニター募集を開始

■効率的な充電時間と充電の使い勝手向上を検証

2021年9月22日、三菱自動車とMCリテールエナジーは、経済産業省の実証事業「令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」のモニター募集を同日より開始しました。

同事業は、一般社団法人環境共創イニシアチブを通じて公募されています。狙いは、電動化がさらに進んだ将来、充電時間の集中による電力への負荷増大の回避のため行われるものです。電力需給状況などに応じて、電気料金が変動するダイナミックプライシングによる効率的な充電時間を検証。

三菱自動車 MCリテールエナジー
経済産業省の実証事業「令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」のモニター募集を開始

具体的には、日本卸電力取引所(JEPX)の電力量単価で最も安い時間帯の4時間がEV、PHEVへの充電無料時間になります。前日の正午までに実証に協力するモニターにSNSかメールで通知し、EV、PHEVに充電。同時に、充電の使い勝手の向上のため、アプリの活用や充電遠隔制御外部充電へのサービス展開の検証も行われます。

電気自動車やPHEVのユーザーにとって、充電の利便性向上は大歓迎です。対象エリアは、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力管轄のエリア(離島を除く)で、モニターの対象になるのは、EVやPHEV(新車・中古車不問)を購入、またはすでにオーナーであること(EV・PHEVの充電設備の設置が可能であること)。

三菱自動車 アウトランダーPHEV
モニターの条件は、EVかPHEVのユーザーで、敷地内に充電設備を設置できることなどがある

モニターの参加条件は、EV、PHEVのオーナー(リース契約含む)であるか、EVやPHEVを購入予定(納車期限2021年12月25日まで)であることです。

三菱自動車 アウトランダーPHEV
将来の効率的なEV、PHEVの充電が検証される

さらに、EVやPHEV用電動車用充電設備を敷地内に持っているか、2021年12月25日までに設置できる方(設置費用はモニター参加者の負担で、コンセントでも可)です。

ほかにも、モニター協力期間の毎日無料時間が変動する期間内に1回以上E充電が可能であること、「毎日充電無料プラン」または「毎日充電無料CO2フリープラン」に加入できること(2021年12月25日までに開始、2022年1月31日まで継続)、自宅に充電使用量計測機器を設置できること(2022年3月31日まで設置継続。また、引っ越さないこと)、2回実施するアンケートに回答できること(指定期日内回答必須)となっています。なお、個人、法人は問われません。

塚田勝弘

【関連リンク】

モニター申し込みサイト
https://cs.machi-ene.jp/evdpricing2/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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