【SUZUKA 10HOUR】スーパーGTでの不運から復活! Modulo KENWOOD NSX GT3がSUZUKA 10HOURを走る

そのドライバーとは、SUPER GTでコンビを組む大津弘樹選手。「道上さんにレースに出られるぞ、と言われて僕も何か出来ることはないかと思ったのですが実際に出来ることは少ないので、とにかく身体をちゃんと作ってレースに勝つことを考えました。賞金を持って帰るように(笑)。それと僕がテレビで観ていた選手の方と組んでレースができるということがすごく嬉しい」

そのテレビで観ていた選手というのが小暮卓史選手。2009年以来久しぶりに道上選手と組んでレースを走るという小暮選手「久しぶりに道上さんと走るということで、(出場依頼の)電話をしてもらったときはすごく嬉しかった。そして彼(大津選手)という若い人と走るというのも楽しみです」と小暮選手は語ります。

この3選手が新生Modulo KENWOOD NSX GT3でどんなレースを見せてくれるのか。決勝が楽しみでなりません。

この後のスケジュールとしては8月24日には決勝のフィニッシュの時間帯に合わせたナイトセッションのフリー走行があり、ライトを灯しながら走るレーシングカーの幻想的な姿を見ることが出来ます。そして25日に予選、26日に決勝という流れ。

世界中から集まったFIA GT3マシンがしのぎを削る熱い戦いが繰り広げられるSUZUKA 10HOUR。会場となるSUZUKAサーキットで観ることがかなわない方もGYAOによるネット中継やBS JAPANによるTV中継でも楽しむことができます。

FIA GT3の世界一決定戦という様相を呈したSUZUKA 10HOUR。Modulo KENWOOD NSX GT3の活躍も含めて絶対に見逃せません。

(写真:高橋秀彰、松永和浩 文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる