新型C-HRハイブリッドの持ち味は、疲れ知らずの爽快ハンドリングと燃費にあり!(その3)【等身大インプレ】

■燃費と走り

今回、箱根から富士山麓を抜けるコースをドライブした距離は約363キロ。箱根の山坂道であれだけアクセルを踏んで走り、ワインディングのハンドリングを楽しんだのに、トータル燃費はわずか約18km/lでした。一日中爽快なハンドリングを楽しんで、ガソリン代は2500円でお釣りがきたのですから、本当に素晴らしい!

ターンパイクのような急勾配の上りでアクセル踏みっぱなしの走りは、ほとんどの人にとって非日常的でしょう。その一点を除けば、新型C-HRはハンドリングも燃費も本当に素晴らしく、通勤やレジャー、山坂道や遠出のドライブ等のあらゆるシーンで、疲れ知らずの爽快なドライブを楽しめると思います。

トヨタはかつて、マークⅡ兄弟などに公道では使いきれない過剰パワーのエンジンを載せていました。ただ公道は100km/hが上限なので、相応のボディ剛性とシャシー性能しか持たせていませんでした。パワーでは加速性能など一芸に秀でましたが、走る・曲がる・止まるの総合性能では及ばない点も多かったように思います。

一方新型C-HRは、パワーよりもボディ剛性とシャシー性能の方が大幅に勝っています。これだけボディ&シャシー性能を大幅に際立たせたクルマは、トヨタでは初めてかもしれません。

豊田章男社長が「もっといいクルマをつくろう!」とトヨタ社内にハッパをかけ続けていますが、新型C-HRはその回答のひとつだと実感しました。しかもC-HRは、もっともっといいクルマになるポテンシャルを備えていることも、お伝えしておきたいと思います

(星崎 俊浩)

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