最後はハイブリッドモード。なぜ、このモードが最後になったのかというとEモードで電池を使い切ったからです。
したがって、バッテリーチャージモードで走行しました。充電を優先させたため、エンジンが掛かっている時間が長くなりましたが、街乗りで約10kmの間バッテリーチャージモードで走行していると、高効率なバッテリーはどんどん充電され、15km走行可能まで充電されました。
今回はEモード で市街地と高速道路。そしてGTEモードで高速道路、HVモードで市街地走行を行いましたが、どのシーンにおいても絶妙にセッティングされた足回りによって走りを楽しむことができました。
最初は充電器がチャデモ対応ではないということがネガに思えましたが、モードを切り替えることで走行中にバッテリーは充電可能なので、EV特有の電欠の恐怖を味わうこともなく、それほど不便さは感じないのではないでしょうか。
退屈なエコカーではなく、シーンによって走りの変わるプラグインハイブリッドのゴルフGTEは、ひつまぶしのような3つの走りが楽しめる新しいエコカーだと言えますし、プラグインハイブリッドカーが特別なものではないと実感できます。
(萩原文博)