インポートカー代表!? トミカが一気に値上げ、約3割増の450円へ!

子供から大人まで、クルマ好きの原点であり、いつまでも楽しめる趣味ともなっているダイキャスト製ミニカー「トミカ」。

その「トミカ」が、標準的な単品商品の税抜き価格で360円から450円へと1.25倍の値上げをすることが製造元であるタカラトミーより発表されました。

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今回の値上げについて、タカラトミーは次のように発表しています。

昨今の生産国における人件費の上昇や原材料の高騰は、今後も上昇傾向が継続する見通しであり、当社といたしましても生産拠点の再編や生産の効率化等、継続的なコスト軽減努力を重ねてまいりましたが、内部努力で吸収することが困難であるとの判断に至りました。今後も商品の品質を維持し、適正な価格で価値ある商品をお客様に提供するため、価格改定を行ないます。

生産拠点の最適化など長年にわたる企業努力も、ことここに至って限界を迎えたということのようです。海外生産ということはこのところの急激な円安傾向、一時期の1ドル70円台からここ最近の100円台となっていることを考えると厳しさも想像できます。

しかし、2014年4月に消費税が8%に上がることを考えると、トミカの税込価格は486円~ということになり、いよいよトミカ一台がワンコイン(500円)という時代になってしまいます。これが子供のクルマ離れにつながってしまうことも心配ですが、そうならないよう、クルマ好きを育みたい大人にできることは、お小遣いやお年玉を3割増しにすることくらいでしょうか。 

なお、改定商品とメーカー希望小売価格は以下のようになっています。( )内は改定前価格、いずれも税抜き。

トミカ単品 No.1~No.120(箱パッケージ・初回特別カラー含む):450円(360円)
トミカ単品 No.1~No.120(ブリスターパッケージ):450円(360円)
ディズニーモータース トミカ:800円(750円)
カーズ トミカ:800円(700円)※980円の商品を除く

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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