新しいマセラティ・クアトロポルテにもZFの8速ATが採用されています

2013年1月に開催されたデトロイトモーターショーにてワールドデビューを飾った6代目マセラティ・クアトロポルテは、3.8L・V8直噴ターボによるダウンサイジング、そして8速ATという多段ミッションというトレンドに則った現代的なラグジュアリーサルーンです。


そして、この新型マセラティ・クアトロポルテに採用された8速ATは、北米トラック・オブ・ザ・イヤーを獲得したラム1500同様に、ZFがサプライヤーとして生産しているミッションだといいます。

8段変速とすることで、優れた燃費性能と滑らかな変速によるスムースさを実現することのメリットは、あらゆるモデルにおいて必要とされているということなのでしょう。

 

また、マセラティ・クワトロポルテには、これまたZFが生産する電子制御ダンピングシステム「CDC(Continuous Damping Control)」が採用されているそうです。センサーからの情報にもとづき、瞬時に減衰力を変化させる、この電子制御ダンパーは、乗り心地とスポーツ走行を両立するということです。

 パワートレイン、シャシーとクルマを構成する大事な要素において、こうした高級ブランドの人気モデルに選ばれるZFのパーツ群。まさにサプライヤーとしての実力を示しているのではないでしょうか。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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