エンジン中心だったグレード展開をハイブリッド中心に変更【ホンダ・ヴェゼル紹介/グレード&価格・装備編】

■e:HEVプレイには従来モデルにはなかった大型パノラマルーフを標準装備

新型ヴェゼルは、87kW(118馬力)/142Nmのピュアエンジンモデルと、78kW(106馬力)/127Nmのエンジンと96kW(131馬力)/253Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドの、2タイプのパワーユニットが用意されます。駆動方式はFFが基本で、プロペラシャフトを介して後輪に駆動力を伝える4WDも用意されます。

e:HEV Z フロントスタイル
e:HEV Zのフロントスタイル

グレード展開は4タイプで、ハイブリッドを中心としたものとなります。

ハイブリッド最上級モデルは「e:HEVプレイ」で、このモデルはFFのみの設定となっています。続いてe:HEV Z、e:HEV Xとなり、どちらのモデルもFFと4WDが用意されます。ピュアエンジンモデルはGのグレード名でFFと4WDが用意されます。ミッションはCVTのみでMTは用意されません。

e:HEVプレイのフロント
充実装備のe:HEVプレイ


e:HEVプレイX
ベーシックグレードのe:HEV X
e:HEVプレイ インパネ
フラットなダッシュパネルを採用するインパネ。ステアリングコラム下まで伸びるフロアコンソールのメッキ加飾が新鮮

先代はピュアエンジンモデルが3グレード、ハイブリッドモデルが4グレードでした。先代の価格帯はピュアエンジンモデルが211万3426円~252万833円、ハイブリッドモデルが250万5555円~298万186円。新型の価格帯はピュアエンジンモデルが227万9200円~249万9200円、ハイブリッドモデルが265万8700円~329万8900円となります。

新型の最上級グレードe:HEVプレイの装備は群を抜いているのでかなり上昇していますが、e:HEVプレイ以外のグレードでみると価格アップは7万円強~17万円弱で、装備や進化を考えると妥当なものという印象です。

ヴェゼル価格表
ヴェゼル バリエーション&価格

ホンダはADAS(先進運転支援システム)を「ホンダセンシング」の名で呼んでいます。ヴェゼルはこのホンダセンシングについては、基本的な機能は全グレードにすべて標準で搭載されます。ヴェゼルに搭載されるホンダセンシングは、下記の項目となります。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム

CMBS
いわゆる自動ブレーキとなる衝突軽減ブレーキのCMBS
LKAS
車線維持支援システムのLKAS

コーナリング時に4輪のブレーキを独立して作動させ、コーナリングの安定感を向上する「アジャイルハンドリングアシスト」、急な下り坂で自動的にブレーキを作動させ低速を保つ「ヒルディセントコントロール」は全車標準。

オートライトコントロール付きのフルLEDヘッドライトは全車に標準装備ですが、e:HEV Zのみオートレベリング機構付きで、ほかの車種はマニュアルレベリング機構となります。リヤバンパー左右に取り付けられた、ミリ波レーダーによる左右からの接近車を検知する後退出庫サポートはe:HEVプレイに標準、e:HEV Zにオプション設定となります。

後退出庫サポート
ミリ波レーダーによる左右からの接近車を検知する後退出庫サポート
ヒルディセントコントロール
全車標準となるヒルディセントコントロール

もちろんパワーウインドウは全車標準装備ですが、全席にオート機構が付くのはe:HEV Zとe:HEVプレイで、残り2グレードは運転席のみの装備となります。

同じくe:HEV Zとe:HEVプレイのみに搭載されるのが、コンビシート、シルバー加飾インテリア、革巻きステアリング&ATセレクトレバー、ピアノブラック調パワーウインドウスイッチなどとなります。

e:HEV Zとe:HEVプレイはともに上級仕様ですが、e:HEV Zは普通に上級装備を増したグレード、対してe:HEVプレイはパノラマルーフ、革巻きステアリングへのオレンジステッチ、カラーバーオーナメント付きのグリルなど、遊び心にあふれた装備が満載されています。

e:HEVプレイ ステアリング
オレンジステッチが施されるe:HEVプレイのステアリング
e:HEVプレイ フロントシート
コンビシートを採用するe:HEVプレイのフロントシート
e:HEVプレイ リヤシート
リヤシートもコンビとなるe:HEVプレイ
e:HEVプレイ カラーバーオーナメント
e:HEVプレイのグリルにはカラーバーオーナメントが付く


e:HEVプレイに採用されたパノラマルーフには、シェードを開けたままでも暑さを感じにくく、木陰にいるような爽快な開放感が感じられるLow-Eガラスがホンダとして初採用されています。90%以上の紫外線・赤外線をカットし、日射透過率を25%以下に抑えるため、従来のシェードを閉めた状態と同等の室内環境を実現しているといいます。

パノラマルーフ2
柔らかい光を車内に取り込むことができるパノラマルーフ

そのほか、L字型の送風アウトレットから、風がフロント席乗員の頬をなでるようにサイドウインドウに沿って後方に流れることで、乗員を包み込むような柔らかい空気の流れを作り出す「そよ⾵アウトレット」や「静電タッチ式LEDルームランプ」を採用。

「静電タッチ式LEDルームランプ」は照明のレンズ周辺を指で触れることでスイッチのオンオフを行えるので、暗い車内でもスイッチの場所を探すことなく、ブラインドタッチでルームランプを点けられるように利便性を向上しています。

エアコンアウトレット
コーナー部のL字型の吹き出し口からもそよ風のようなエアが出る
静電式ルームランプ
静電スイッチを使うことで操作性を向上したルームランプ


ヴェゼル 主要装備表1
ヴェゼル 主要装備表1
ヴェゼル 主要装備表2
ヴェゼル 主要装備表2

(文・写真:諸星 陽一

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この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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