ヴェゼルの兄貴分、新型ホンダ「ZR-V」が年内に国内発売? シビックベースのSUVは期待度バツグン

■ヴェゼルとCR-Vの中間サイズ

ホンダの米国法人が先頃公開したミドルサイズの新型SUVHR-V」。

先代ヴェゼル(米国仕様)のフルモデルチェンジ版ですが、日本仕様とは外観、車両サイズ共に異なります。

ホンダの新型SUV「HR-V」(日本ではZR-V)

各種情報によると、現行シビックと共通のプラットフォームを使用するCセグメントモデルで、日本市場では「ZR-V」として発売することになるようです。

ホンダ「HR-V」(日本ではZR-V)のリヤビュー

全体的に塊感を感じるデザインで、フロント廻りでは8角形のハニカム調ラジエターグリルや、L字に発光するDRLを採用しており、リヤ廻りも個性的なLEDテールランプが目を惹きます。

ホンダ「HR-V」(日本ではZR-V)のサイドビュー

車体サイズは全長4,580mm、全幅1,800mm、全高1,630mmと、現行のヴェゼル(全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm)とCR-V(全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,680mm)のほぼ中間的なサイズ。

ホイールベースは2,735mmと、ヴェゼル(2.610mm)より125mm長く、コンパクトながらも上級モデルのCR-Vに迫る室内スペースを確保している模様。

ホンダ「HR-V」(日本ではZR-V)のサイドビュー
ホンダ「HR-V」(日本ではZR-V)のリヤビュー

サイドビューについては比較的オーソドックスなデザインですが、レーザーろう付け技術により、ルーフとサイドパネルの溶接跡を覆うためのルーフモールが廃されており、フロントワイパーも非使用時にボンネットフード内に格納するなど、スッキリとした外観に配慮。

一方、インテリアについては現時点で未公開となっています。

●今夏米国で発売、年内に日本市場へ導入

パワーユニットは1.5L直4ガソリンターボエンジン(182ps/24.5kgm)と2.0L直4ガソリンエンジン(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps/32.1kgm)のe:HEVが設定される見込みで、2WDとAWDを設定。レスポンスの良いエンジンと新採用の独立懸架式リヤサスペンションにより、ドライビングプレジャーを追求。

ホンダの新型SUV「HR-V」(日本ではZR-V)

米国で今夏発売され、日本市場でも年内に発売される見通しで、気になる車両価格は300万円台に収まるとの予想。サイズ面からトヨタ カローラ クロスやRAV4、マツダCX-5あたりがライバルになりそうです。

走りで定評のある現行シビックをベースにした新型SUV「ZR-V」の国内登場が大いに注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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