【新車試乗シビックタイプR】シャープなハンドリングとパーソナルユースにも十分な乗り心地

2017年に登場した新型シビックタイプRは、6代目シビックベースの初代モデルのようなスポーツ一辺倒なハードなモデルではなく、実用性も十分に備えたセッティングが行われていました。

シビックタイプRは『コンフォート』『スポーツ』『+R』という3つの走行モードを選ぶことができます。変更されるのは、スロットルマップ、シフト時のマッチング、ステアリングアシスト量、VSAやTCSといったスタビリティコントロール、サスペンションの減衰力などです。

『コンフォート』で乗っていれば、スポーティなクルマという雰囲気で乗り心地もある程度確保されていますから、家族で使ってもデートで使ってもどうにか大丈夫でしょう。もちろん、すごく乗り心地を大切にする人だとちょっと不満がでるかも知れませんが、そこの部分は人それぞれなので、一概にはいえない……としておきたいです。

さて、『スポーツ』や『+R』での走りです。『スポーツ』はワインディング、『+R』はサーキットでの走りを前提にすればいいでしょう。基本的なハンドリングはシャープで正確なものです。ステアリングを切り込んでいくと、ノーズがススッとインを向き、そのままグバッとコーナーを回っていきます。コーナー進入前にブレーキングでフロント荷重を作っておけばその動きはさらにシャープになります。『+R』ではすべての動きが、より敏感になると思って下さい。

かつてのタイプRとは異なって、さまざまなシチュエーションで使えるスポーツモデルが現行のシビックタイプRといえるでしょう。

(文:諸星陽一/写真:前田 惠介)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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