オールシーズンタイヤが冬でもタイヤ交換しない新しいカーライフを提案【グッドイヤー・ベクターフォーシーズンズGEN-3/GEN-3 SUV紹介】

■季節の変わり目にも安心ドライブのオールシーズンタイヤ「ベクターフォーシーズンズGEN-3」登場

富士山冠雪
富士山に雪が積もり始めるのが、日本の冬が始まる合図

2022年9月30日(金)、富士山で初冠雪が観測されました。これは平年より2日早く、昨年より4日遅いとのことです。富士山の初冠雪が報告されると、日本の季節は駆け足で冬に向かっていきます。降雪は日を追うごとに、また富士山のような高地から始まり、徐々に標高を下げていきます。

路面温度
気温4℃あたりから路面が凍結し始め、サマータイヤでは走りづらくなる

しばらくすると、天気予報でも降雪地域は段々と増え始め、今年もいつかはスタッドレスタイヤに履き換えなければ、いざというときに走れなくなってしまうと、不安も抱えながらクルマを走らせた経験がある方も多いのではないでしょうか?

そんな不安感をやわらげてくれるのが、オールシーズンタイヤです。オールシーズンタイヤはその名のとおり、四季を通して使うことができるタイヤです。

●オールシーズンタイヤ先駆けのグッドイヤーから最新鋭ジェネレーションの「GEN-3」が日本上陸

ベクターシリーズ
中央が初代のベクター。左が日本のオールシーズンタイヤブームの火付け役となったベクターフォーシーズンズ。右が最新モデルのがベクターフォーシーズンズGEN3

グッドイヤーは1977年に世界で初めてオールシーズンタイヤを市販したメーカーで、その開発や普及に尽力してきました。日本でもオールシーズンタイヤを積極的にアピールしてきましたが、爆発的にその認知度が上がったのが、2008年に導入された「ベクターフォーシーズンズ」でした。その後、「ベクターフォーシーズンズ」は「ベクターフォーシーズンズハイブリッド」に進化を遂げています。

ベクターフォーシーズンズGEN-3シリーズ
手前が乗用車用のベクターフォーシーズンズGEN-3、奥がSUV用のベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV

そして2022年8月、新たなるオールシーズンタイヤとして「ベクターフォーシーズンズGEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)」と「ベクターフォーシーズンズGEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー) SUV」が登場します。GEN-3とはジェネレーション3のことです。

ベクターフォーシーズンズGEN-3雪走り
雪が被った氷上の圧雪路でもしっかりしたグリップ感を示したベクターフォーシーズンズGEN-3

じつは初代「ベクターフォーシーズンズ」が日本へ導入された後、欧州では「ベクターフォーシーズンズ」の第二世代が投入されているのですが、導入タイミングの関係などで第二世代の日本導入は見送られ、今回の第三世代、つまりジェネレーション3が導入。我々は一気に二世代分の進化を手に入れることができるというわけです。

ベクターフォーシーズンズGEN-3
雪道でもしっかりグリップするベクターフォーシーズンズGEN-3

「ベクターフォーシーズンズGEN-3」は、15インチから19インチまでの乗用車用サイズをラインアップするシリーズ。そして従来、グッドイヤーはSUV用として「アシュアランス・ウェザーレディ」というモデルを販売していましたが、今後はSUV用も「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」というモデルに切り替わっていきます。

ベクターフォーシーズンズGEN-3SUV 雪走り
車重のあるハリアーのスノーブレーキングも不安感を覚えることはなかった。

「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」は「ベクターフォーシーズンズGEN-3」と同一のトレッドパターンを採用していますが、内部構造が強化されていて車重の重いSUVに対応しています。サイズラインアップは17、18、20インチとなります。

●オールシーズンタイヤに記されている「M+S」とは?

スノーフレークマーク
M+Sはオールシーズンタイヤの証。山の中に雪の結晶がデザインされたものがスノーフレークマークで、冬用タイヤ規制でも走行できる証

オールシーズンタイヤには、その性能を示すいくつかのマークが刻印されています。

「M+S」というマークはマッド&スノーという意味で、ぬかるみや雪の路面でも走行できるという印です。「ベクターフォーシーズンズGEN-3」と「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」には、さらに「スノーフレークマーク」が刻印されています。

「スノーフレークマーク」は、ASTM(American Society for Testing and Materials=米国試験材料協会。世界最大規模となる民間・非営利の国際標準化・規格設定機関)の公式試験で、極めて厳しい寒冷地でも十分な性能を発揮することを認証された証で、日本でも冬タイヤ規制時に走行可能な冬用タイヤとして認められ、冬タイヤ規制となった道路でも走行が可能です。

●静粛性アップもGEN-3シリーズの大幅な性能向上のポイント

「ベクターフォーシーズンズGEN-3」と「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」は、先代モデルに比べて大幅に性能がアップしています。

「静粛性アップ」もGEN-3シリーズの大きな魅力
「静粛性アップ」もGEN-3シリーズの大きな魅力

タイヤに求められる性能は、「走る、曲がる、止まる」といった動的性能はもちろんですが、普段の乗用車においては乗り心地や静かさなどの快適性能も重要なポイント。

これまでオールシーズンタイヤのウイークポイントのひとつとされてきたのが「ロードノイズ」ですが、今回GEN-3/GEN-3 SUVと進化するに当たり、特に静粛性のアップも見逃せない向上点です。その静かさは、一般的なノーマルタイヤと差異が分からないと言っても過言ではないレベルにまでアップしていると言います。

大型サイプ
トレッドセンター付近に配置された大型のサイプがGEN-3の大きなポイント

雪道では、トレッドセンター付近に配置された大型のサイプが多くの雪を排出。サイプ同士が交差する部分が路面に接地した際に、開口部が広がり雪を排出、高い雪上グリップ力を確保しています。

排雪メカニズム
タイヤが回転することでサイプ内の雪が排雪される

また、冬用タイヤはウエット性能が弱いと言われますが、「ベクターフォーシーズンズGEN-3」と「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」では、「ベクターフォーシーズンズ ハイブリッド」に比べてウエットブレーキ性能を8%向上。さらに、摩耗が進行すると溝幅が広がる“エボルビングトラクショングルーブ”という構造を採用し、摩耗によるウエット性能の低下を防いでいます。

トレッド構造
トレッドの構造を強くすることで、グリップの安定感をアップするとともに、摩耗を抑制する

トレッド内部の構造を、従来より強いものとしたうえで、コーナリング時に大きな力を受けるショルダーブロックを強固し、操作時のタイヤ変形が低減。優れたドライハンドリング性能を実現しています。

ベクターフォーシーズンズハイブリッドとの比較
ベクターフォーシーズンズハイブリッドとベクターフォーシーズンズGEN-3の比較。全体として性能アップしていることがわかる

タイヤ変形を抑えることは、ハンドリングの向上だけでなく、摩耗に対しても有利に働きます。コンパウンドを先代より進化した新オールウェザーコンパウンドとすることで、さらに耐摩耗性が向上しています。

●ライフスタイルが好一変する「ベクターフォーシーズンズGEN-3」&「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」

ベクターフォーシーズンズGEN-3ドライ走り
ドライ性能は高く、サマータイヤ並の性能を誇るベクターフォーシーズンズGEN-3

冬になるとスタッドレスに換えるのが当たり前の降雪地帯に居住していないのなら、年に数回積雪があるかもしれないという、万が一のためにスタッドレスタイヤを履くよりも合理的です。年間を通してワンセットのタイヤで済むなら、タイヤ本体の代金はもちろん、冬と春の履き替え時のタイヤ交換の手間や費用、保管場所の確保なども不要になって、お財布にもグッと優しくなります。

ベクターフォーシーズンズGEN-3ドライ走りベルランゴ
ベクターフォーシーズンズGEN-3を履くベルランゴ。ケース剛性の高さが光る

晩秋から初冬に掛けてのドライブで、気がついたら天候が崩れ気味。もしかしたら雪が降るかも知れない…という状況にも、不安をやわらげてくれるのが「ベクターフォーシーズンズGEN-3」&「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」の大きな魅力。

冬になったらタイヤ交換という常識から、“冬になっても同じタイヤで”にライフスタイルが一変する。そんなタイヤが「ベクターフォーシーズンズGEN-3」&「ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV」と言っていいでしょう。

●ベクターフォーシーズンズGEN-3 サイズラインアップ
タイヤサイズ 総幅(mm) 外径(mm) 標準リム(inch) 適用リム(inch)

245/40R19 98Y XL 252 677 8.5 8.0~9.5 〇
255/40R19 100Y XL 262 688 9 8.5~10.0 〇
245/45R19 102W XL 242 706 8 7.5~9.0 〇
235/40R18 95W XL 238 648 8.5 8.0~9.5 〇
225/45R18 95W XL 225 662 7.5 7.0~8.5 〇
225/55R18 102W XL 231 705 7 6.0~8.0
225/45R17 94W XL 225 634 7.5 7.0~8.5 〇
245/45R17 99Y XL 241 654 8 7.5~9.0 〇
205/50R17 93W XL 212 637 6.5 5.5~7.5
225/50R17 98W XL 233 658 7 6.0~8.0 〇
205/55R17 95V XL 212 657 6.5 5.5~7.5
215/55R17 98W XL 225 667 7 6.0~7.5
225/55R17 101Y XL 234 681 7 6.0~8.0
215/60R17 100V XL 225 697 6.5 6.0~7.5
205/55R16 94V XL 213 630 6.5 5.5~7.5
195/60R16 93V XL 201 639 6 5.5~7.0
205/60R16 96V XL 210 652 6 5.5~7.5
215/60R16 99V XL 221 664 6.5 6.0~7.5
185/60R15 88V XL 190 600 5.5 5.0~6.5
185/65R15 92V XL 189 622 5.5 5.0~6.5
195/65R15 95V XL 201 635 6 5.5~7.0

●ベクターフォーシーズンズGEN-3 SUV サイズラインアップ
タイヤサイズ 総幅(mm) 外径(mm) 標準リム(inch) 適用リム(inch)

255/50R20 109W XL 269 766 8 7.0~9.0 〇
235/65R18 110V XL 245 761 7 6.5~8.5
235/55R17 103Y XL 243 690 7.5 6.5~8.5
225/60R17 103V XL 228 702 6.5 6.0~8.0
225/65R17 106V XL 233 720 6.5 6.0~8.0

※全サイズチューブレスタイヤ ◯印はリムプロテクター付き
※XL(EXTRA LOAD)は、耐荷重性能強化タイプ
※VECTOR 4SEASONS GEN-3は、方向性パターンを採用しており、 装着の際はサイドウォールに打刻されたローテーションマークをタイヤの回転方向に合わせ、全てが同一方向になるように装着すること

(文・写真:諸星 陽一)

【関連リンク】

グッドイヤーのオールシーズンタイヤ
https://www.goodyear.co.jp/special/vector/

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この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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