「最も高価なGRスープラ」の販売スタート。米の6速MT仕様はオプション全盛りで約923万円

■ギアシフターを200gと軽量化、シフトチェンジに必要な力を最小限に

米国トヨタは「GRスープラ」に設定された6速MTモデル「iMT」の販売をスタートしました。

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トヨタ GRスープラ iMT仕様

A90型トヨタ・スープラが2019年9月にデビューしたとき、愛好家はマニュアルトランスミッションがないことを嘆きましたが、6気筒モデル(RZ)でついに実現しました(※日本でのMT仕様発表は2022年4月)。

GRスープラ3.0の価格は52,000ドル(約748万円)ですが、マニュアルモデルでは必須のセーフティパックや、テクノロジーパックを追加すると56,215ドル(約800万円)からとなります。

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トヨタ GRスープラ iMT仕様

さらにカーゴマット、緊急キット、トートバッグ、赤いUSBケーブルのセットは70ドル、最も高価なアクセサリーは、925ドル(約133,000円)のカーボンファイバー ミラーキャップのセット。

トヨタは、価格にはバンパーの塗装保護の取り付けは含まれていないと述べており、すべてを追加すると価格は64,534ドル(約923万円)に到達、最も高価なスープラの誕生となります。

新開発された6速マニュアルは、ギアシフターを200gと軽量化、シフトチェンジに必要な力を最小限に抑えたといいます。またギアシフターとコントロールパネルには約43mmの隙間を作り、人間工学に基づいたレイアウトを生み出しています。

さらにドライバーの運転動作により、エンジン回転数を最適化する「iMT」技術が導入されているといい、最高クオリティのマニュアルドライブが堪能できることは間違いないでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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