LEGO(レゴ)で作ったGRスープラ出現!実車と見紛う出来で時速28km/hで走行可能

■LEGO(レゴ)と GAZOOレーシングがコラボ!

●3月24日(木)から3月30日(水)まで「ららぽーと名古屋みなとアクルス」内にGR スープラ実車と共に展示中

トヨタ自動車がBMWとの共同開発により2019年に発売したスポーツモデル「GR スープラ」。

GR スープラのサイドビュー(実車)

商品名にはGRが付与されていますが、国交省への届出上の車名は「スープラ」となっています。

そんな同車の起源は1978年に登場した初代セリカXX(ダブルエックス)で、1986年に発売された3代目以降から車名が輸出名の「スープラ(SUPRA)」に統一されて現在に至っています。

5代目となる現行の「GR スープラ」は、姉妹車BMW Z4と共にオーストリアのマグナ・シュタイア社で生産されており、昨夏には日本国内での発売35周年を記念した特別仕様車「RZ”35th Anniversary Edition”」と「SZ-R”35th Anniversary Edition”」を発売。

約48万個のレゴブロックによるGR スープラ

そうしたなか、LEGO社からトヨタサイドに働きかけがあり、同社とのコラボにより、GR スープラをレゴブロックで実物大に再現した「レゴ トヨタ GRスープラ 実物大レプリカ」を製作することになったそうです。

●最高速度28km/hで走行可能!

約48万個のレゴブロックによるGR スープラ

レプリカは約48万個のレゴブロックで組み立てられており、291種類の異なるピースを使用。総重量は1,885kg。

間近で見たレゴブロック製のドア(積層状)

リアルさを増すため、ステアリングやシート、ペダル類、タイヤ、ホイール、エンブレムについてはGRスープラ搭載の実物を使用していますが、それ以外はヘッドランプなどの灯火類に至るまでレゴのピースで再現。

実際に点灯する凝りようで、なかでも電動モーター搭載により最高速度28km/hで走行できるのが最大の特徴となります。

チェコの同社専門チームのデザイナーとエンジニアの7名が設計に約3,000時間、21名のモデルビルダーと2名のメカニックが24時間体制3シフトで製作し約2,400時間かけるなど、トータル約5,400時間をかけた一大プロジェクトとなっています。

LEGO社はこれまでにも“ブガッティ・シロン”や“ランボルギーニ・シアン”の実物大レプリカを製作した実績があり、今回の「スープラ」はそんなスポーツカーシリーズ第3弾となります。

●遠目だと実車?と思わせる完成度

レゴ製のGR スープラを興味深く眺める人達

レゴブロックを通じて子どもたちにワクワクや驚きを体験できる機会を提供し続けるLEGO社と、トヨタ GAZOOレーシングの協力により実現したこのコラボ企画。

全国のレース会場に出展

昨年は全国のレース会場に出展されましたが、今回3月24日(木)から3月30日(水)までの約1週間に渡り、LEGO社の店舗レゴストアが入る愛知県名古屋市の大型ショッピングセンター「ららぽーと名古屋みなとアクルス」内にGR スープラ実車と共に展示されています。

上方から見た2台のGR スープラ(左がレゴ製)

実際のところ、遠目では本物にしか見えず、近付くに従ってようやくレゴブロックによるレプリカとわかるレベルだけに、通りがかった若者や親子連れが驚きの表情で写真を撮ったり、実車の細部を見入る姿が印象的でした。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

GR スープラ
https://toyota.jp/supra/

ららぽーと名古屋みなとアクルス
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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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