BMW X3次期型、初となるPHEVモデルのスクープに成功

■ドライバー側のフロントフェンダーに充電口を配置

「5シリーズ」「XM」「X6」「X3」など、新型プロトタイプがズラリと並べられているBMWテスト敷地内ですが、今回の注目は「X3」次期型に初めて設定されるプラグインハイブリッドモデルの開発車両です。

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BMW XM 市販型プロトタイプ

これまでエントリーモデルや、高性能「X3 M40i」などのプロトタイプを捉えてきましたが、電動モデルは初スクープです。

目撃した開発車両のフロントドアやリアバンパーには「Electrified Vehicle」(電化された車両)のステッカーが貼られているほか、ドライバー側のフロントフェンダー部分を拡大表示すると充電ポートの輪郭が確認できます。

これは、既存のX5などのBMWプラグインハイブリッドモデルと一致しており、このプロトタイプがPHEVであることがわかります。

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BMW XM 市販型プロトタイプ

鮮明に捉えたフロントエンドからは、キドニーグリルの輪郭も見ることができます。大きくなり続けるBMWのグリルは、このプロトタイプでは下部へ若干拡大されるようですが、ナンバープレートの上部には収まり巨大化はされないと思われます。また、バンパーコーナーを拡大して見ると円形の開口部のようなものが隠されているのがわかります。

後部も厳重にカモフラージュされており、ナンバープレートエリアに角張ったラインがみられるほかは、テールライトについてはプレースホルダーのため詳細は不明です。

予想されるパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、同エンジン+電気モーターのPHEVなどで、PHEVは最高出力300psとも噂されています。そのほか、最高出力390psを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンの「M40i」などがラインアップされると予想されます。

次期型では、アクティブフロントグリルや、車両の熱効率を最適化し、燃料消費を削減するためのそのほかのデバイスが搭載され、 CO2排出量を削減します。

ワールドプレミアは、2023年後半に期待できるでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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