20〜50代の子育て世代に聞いた! クルマの維持費を負担に感じるのは62.4%、エコドライブや保険の見直しなどで対策

■クルマにかかる月々の費用を調査

クルマは購入時はもちろん、所有する上でも駐車場代やガソリン代、車検代や保険代など、なにかと維持費がかかるものです。

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
クルマの維持費を負担に思う子育て世代は多い?

特に、子育て世代では、学費や食費など、ただでさえ子どもの養育費などにはお金がかかるもの。クルマの維持費を負担に思う層も多いことが伺えます。

では、実際に、多くの子育て世代は、クルマに月々どれくらいの費用をかけ、それについて家計的に負担に思っている人はどのくらいいるのでしょうか? また、負担に感じている人たちは、どんな対策をしているのかも気になります。

定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、自家用車を所有していて、家計管理を預かっていると答えた子どもがいる20代〜50代の男女1169名を対象に、「月々の自家用車にかかる費用」や「費用を下げるためにしていること」などについて調査を実施。

その結果、月々の平均費用は「1万〜2万円」が最多、62.4%が自家用車にかかる費用を負担と感じていることなどが分かりました。

●年代が上がるにつれ費用は下がる傾向

今回の調査は、2022年1月27日〜2022年2月7日の期間、インターネットによるアンケート形式で行われたものです。

まず、調査では、「月々の自家用車にかかる費用」について質問。結果は以下の通りです。

1位:「1万~2万円未満」 33.9%(396人)
2位:「〜1万円未満」 27.9%(326人)
3位:「2万〜3万円未満」 21.9%(256人)
4位:「3万〜5万円未満」 10.4%(122人)
5位:「5万円以上」 5.9%(69人)

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
月々にかかる自家用車の費用(出展:ナイル)

「1万〜2万円未満」が最多ですね。逆に、3万円以上費用がかかっている人の割合は、「3万〜5万円未満」が10.4%、「5万円以上」が5.9%と、全体では少ない結果となっています。

ちなみに、この結果を年代別でみた場合、「3万〜5万円未満」の人は20代が一番多い結果に。一方で、50代では「1万円未満」と回答する人の割合が一番多く、年代が上がるにつれ自家用車にかける費用が下がっていく傾向にあるようです。

●クルマの費用に負担を感じる20代は71.5%

次に、調査では、「自家用車にかかる費用が家計を圧迫していると感じるか」についても質問。結果は次の通りです。

・「感じる」 62.4%(730人)
・「感じない」 37.6%(439人)

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
月々にかかる自家用車の費用は負担に感じるか(出展:ナイル)

前述の通り、「感じる」と答えた人が62.4%と圧倒多数となりました。

なお、これも年代別にみると、クルマの費用が「家計を圧迫していると感じる」と回答した人は20代が最も多く、71.5%という結果に。また、30代では66.0%、40代では58.5%、50代では46.1%と、年代が上がるにつれて費用の負担を感じる人が減少していく傾向になっています。

●ガソリン代を減らす人が多い

調査では、さらに、「費用を下げるためにしていることは何か」についても質問しています。

これについては、「エコドライブ」や「走行ルートの見直し」によって燃費を改善しようという人、「ガソリンを満タンにしない」「安いガソリンスタンドに切り替える」など、ガソリン代を減らそうという人が多い結果になったそうです。クルマにかかる費用で下げやすいのは、ガソリン代のようですね。

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
クルマの費用を負担に感じる子育て世代には、ガソリン代を減らす人も多い

また、ほかにも、「安い保険に切り換える」「保険の契約内容を最低限にする」といった保険料の見直しをする人や、「車検先を精査する」「駐車場代を安くする」という意見も聞かれたそうです。

さらに、「必要な時しかクルマを使わない」「クルマに乗る頻度を少なくしている」といった、そもそもクルマを使わないことを選ぶ人もいたといいます。

なお、質問に対する回答は、男女で差が大きく出る結果となったそうです。男性の多くは、エコドライブなど運転の仕方で費用を下げようとする傾向があった一方、女性では「使わない」「ガソリン代の見直し」など、費用の増減を把握しやすい方法を選ぶ傾向がみられたようです。

●クルマは買うよりカーリースやサブスクの方がお得?

調査を行ったナイルでは、今回の結果について、以下のように分析しています。

「月々の自家用車にかかる平均費用は1万〜2万円が最も多く、その金額は年代が低くなるにつれて大きくなることがわかりました。また、負担額が大きいことや収入の差もあり、自家用車にかかる費用で生活が圧迫されていると感じている方も20代が一番多いということがわかりました」

さらに、ナイルでは、自社で行っている毎月定額で新車が乗れるカーリースは、クルマを購入することに比べ、維持費がお得なのかについて、ファイナンシャルプランナーの伊藤真二氏に聞いています。

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
ファイナンシャルプランナーの伊藤真二氏

伊藤氏は、以下のようにコメントしています。

「総務省統計局が発表した調査(家計調査「品目分類の支出金額」令和3年の場合)によると、2人以上の世帯で、自動車等維持費は年間19万6804円。月額にして1万6400円かかるとされています。車検の年にはさらにこれに大きな車検費用がかかるのです。

もしも、カーリースにした場合、この維持費の中から、自賠責保険料、自動車整備費、(総務省統計局が発表した)表にはありませんが自動車税、また、車検代や初期費用などといった費用を月の使用料に含めることができます」

さらに、伊藤氏は、ナイルが運営する定額カルモくんを利用する場合と、クルマを一括購入する場合で、費用などを比較しています。

20〜50代の子育て世代に聞いたクルマの維持費
ダイハツ・ミライース

それによれば、たとえば、ダイハツの軽自動車「ミライース」のエントリーグレード「B」2WD車の場合で、車体価格86万200円に諸費用(リサイクル料、新車届出代行料、車庫証明代行料、自賠責保険、重量税)を足した金額は約92万5240円。

一方、定額カルモくんの場合、「初月から1万4560円(メンテプラン付きの金額)の利用料のみで利用できる」といいます。つまり、カーリースでは、年間17万4720円で維持できるということですね。

ただし、伊藤氏は、カーリースがすべての人におススメとは言えないとも語ります。伊藤氏は、

「総額で比較すれば一括購入のほうがお得です。クルマを持つ際に維持費の支払いや初期費用の負担を減らしたいという方には向いているのではないでしょうか」

と指摘しています。

なお、ナイルの定額カルモくんは、カーリースと呼んでいますが、月々の料金は諸費用なども込みのため、トヨタのKINTOなどサブスクリプションとほぼ同じサービスです。ちなみに、こういったサービスでは、カスタムができないとか、月々の走行距離に制限がある場合もありますので、利用する際は契約内容をしっかりと確認する必要があります。

いずれにしろ、伊藤氏がいう通り、クルマは購入するのがいいのか、カーリースやサブスクなどの定額サービスを利用するのがお得なのかは、利用する人によって変わるでしょう。

ただし、ひと昔前の「買うのが当たり前」だった時代と比べると、クルマを所有する場合の選択肢は増えていることだけは確かなようです。

(文:平塚 直樹 *写真はすべてイメージです)

この記事の著者

平塚 直樹

平塚 直樹 近影
自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、クルマ選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!