氷上でのブレーキ&コーナリング性能が向上したSUV用スタッドレスタイヤのダンロップ「WINTER MAXX SJ8+」が新登場

■摩耗しても氷上性能を維持

数多くの新型SUVがリリースされている中、専用タイヤの中でも比較的多くの新製品が投入されているのがSUV向けタイヤです。2021年6月28日、住友ゴム工業は、SUV用スタッドレスタイヤの「WINTER MAXX SJ8+」を同年8月1日から順次発売すると発表しました。

ダンロップ ウインター マックス エスジェイエイトプラス
DUNLOP「WINTER MAXX SJ8+」が新登場

新たに登場する「WINTER MAXX SJ8+」は、従来品である「WINTER MAXX SJ8」からさらに16サイズが追加され、全54サイズという幅広いサイズ展開を揃えています。価格はオープンです。

「WINTER MAXX SJ8+」は「ナノ凹凸ゴム」を採用。ダンロップ史上、最高の氷上性能を誇るスタッドレスタイヤの「WINTER MAXX 03」にも採用されたナノ凹凸ゴムを、SUV用スタッドレスタイヤの「WINTER MAXX SJ8」のパターンと組み合わせることで、氷上性能を大幅に向上させたのが特徴です。

「WINTER MAXX SJ8+」は、高密度なナノ凹凸ゴムによる凹凸構造が滑りの原因となる水膜を素早く除去。

高い密着力を実現することで、従来品と比べて新品時の氷上ブレーキ性能が14%向上したそう。柔軟性に優れたナノ凹凸ゴムは、水膜を押し出して隙間なく密着。従来品の「WINTER MAXX SJ8」からさらに密着を進化させ、氷に触れる面を最大化することで、強い密着力を引き出します。

ダンロップ WINTER MAXX SJ8+
氷に触れる面を最大化し、強い密着力を実現

これらにより、氷上コーナリング性能も11%向上したとしています。さらに、摩耗しても凹凸構造を維持するナノ凹凸ゴムと、ゴムのしなやかさを保つ「液状ファルネセンゴム」により、高い氷上性能が長期間維持します。

ゴムと軟化剤の2面性を持つ液状ファルネセンゴムは、低温下での密着とゴムの柔らかさを実現。しなやかさが続くため、時間が経っても氷上性能が低下しにくくなります。

ダンロップ WINTER MAXX SJ8+
タイヤと路面の間の滑りの原因である水膜を素早く押し出し、素早く除水する

また、高密度のナノ凹凸ゴムの中に含まれる「MAXXグリップトリガー」は、水と反応して溶ける性質を持っていて、摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現するため、溝が減っても安心して走行できるのも美点。

街中だけでなく、ウインタースポーツなど多様なシーンで使われることが多い、SUVユーザーの安心、安全なウインタードライブを足元からサポートします。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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