従来比約2.6倍の高解像度を実現するリヤビューカメラ、パナソニック「CY-RC500HD」が新登場

■SDカーナビステーション「ストラーダF1X PREMIUM10」専用のリヤビューカメラ

ストラーダ リヤビューカメラ
「ストラーダF1X PREMIUM10」専用のリヤビューカメラ「CY-RC500HD」

パナソニック オートモーティブ社は、2020年秋モデルのカーナビと合わせて、2020年9月2日、高画質リヤビューカメラ「CY-RC500HD」を発表しました。なお、同リヤビューカメラは、SDカーナビステーション「ストラーダF1X PREMIUM10」専用アイテム。発売日は2020年10月中旬で、価格はオープン。なお、市場想定価格は2万円前後(税込)となっています。

今回発売された「ストラーダ」の10V型有機ELパネル搭載ナビとHD-TVI接続することで、従来比約2.6倍の高解像度を実現するのが最大の特徴です。リヤビューカメラの映像では今まで見たことがないほどの鮮明な画像であることが実感できます。従来型と映像を比較すると、新型の「CY-RC500HD」は一段と明るく、細部まで鮮明に映し出されているのが分かります。

 

ストラーダ リヤビューカメラ
水平約180°の広視野角も特徴

また、水平約180°の広視野角により、接近する自転車や歩行者などをいち早く認識することが可能になり、後退時の安全、安心運転をサポート。なお、筆者が同カメラの映像を撮影するため、色々と位置を変えて撮影しましたが、どの位置にしても映り込んでしまうほどワイドな映像であるのも印象的。

さらに、従来機種の「CY-RC100KD」と同様に、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」にも対応。トンネルの出入り口など、強い光のある場所や暗い場所で発生する白飛び、黒つぶれを抑制することで、視認性の向上も実現するとしています。

ストラーダ リヤビューカメラ
左が新製品の「CY-RC500HD」、右が従来モデル

ほかにも、取り付け作業効率を向上させる新構造の配線も採用されています。長かったコードを3分割させることで作業効率を向上し、コード間の接続コネクタに採用しているネジ式ロック機構は、狭いところでも着脱しやすいため、作業の効率化が向上するそう。また、ロック機構は、配線作業時に引っぱられたり、走行中に振動しても簡単に抜けない構造のため、抜け防止にも役立ちます。

また、リヤビューカメラで気になる防水防塵性は、IP68準拠の優れた防水防塵性となっています。縦、横、奥行き各23 mmの小型ながらもIEC(国際電気標準会議)が定めた防水、防塵基準の上位等級に準拠。厳しい環境下でも安心のカメラボディになっています。性能からすると、比較的リーズナブルな価格設定になっているリヤビューカメラの「CY-RC500HD」。SDカーナビステーションの「ストラーダF1X PREMIUM10」を購入するのであれば、セットで装着したいアイテムといえそうです。

(文と写真/塚田勝弘、パナソニック オートモーティブ)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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