ビルシュタイン社ダンパーを装着する三菱アウトランダーPHEVの特別仕様車「BLACK Edition」【新車】

■内外装にブラックのアクセントカラーを配したスタイリッシュな仕上がり

SUV 4WDのプラグインハイブリッドでは「世界初」を謳う三菱自動車のアウトランダーPHEVは、日本ではトヨタ・プリウスPHVに次ぐ2番目のPHEVとして2012年12月に発表されました。

2018年のマイナーチェンジでEV航続可能距離が延び、さらにスムーズな走りを手に入れるなど、高い静粛性、スムーズな加速フィールなど、非常に上質な走りは欧州製のプラグインハイブリッドと比べても遜色のない仕上がりになっています。

三菱アウトランダーPHEV
三菱自動車アウトランダーPHEVの特別仕様車「BLACK Edition」

2020年6月4日、そのアウトランダーPHEVに、ブラックのアクセントカラーが内・外装に配された特別仕様車「BLACK Edition」が設定、発売されました。

■ブラックの18インチアルミホイール、アルミペダルなどを装着

エクステリアは、ブラックメッキが目を惹くフロントグリルをはじめ、ブラックマイカ仕上げの前後スキッドプレート、ピアノブラックのフロントフォグランプベゼルなどにより、グッと引き締まった雰囲気が漂います。

足元もブラック塗装の18インチアルミホイールによりスタイリッシュなムードが演出されています。

三菱自動車アウトランダーPHEV
三菱自動車アウトランダーPHEV「BLACK Edition」の外観

一方のインテリアも、ヘッドライニングとトリム類がブラックでコーディネイトされていて、スポーティな仕立てになっています。

本革巻ステアリングホイール、昇降温抑制機能+撥水機能の前後コンビネーションシート(スエード調素材と機能性合成皮革)により、滑りにくく快適な座り心地を提供するとしています。また、メーターフードなどにレッドのステッチが配されていて、ピアノブラックのセレクターレバー、ブラックカーボン調ドアトリムオーナメント、アルミペダル(アクセル、ブレーキ)も備えることで、上質かつスポーティな空間になっています。

三菱自動車アウトランダーPHEV
「BLACK Edition」の専用インテリア

機能面では、優れたハンドリング性能と上質な乗り心地を引き出すビルシュタイン社製の高性能ショックアブソーバーが採用されているのがトピックスで、カタログモデルでは上級グレード「S Edition」にのみ標準装備されている装備です。

三菱自動車アウトランダーPHEV
ビルシュタイン社製ダンパーを採用する

用意されるボディカラーは、2トーンカラーが3種、モノトーンが1種の計4種。

2トーンカラーは「チタニウムグレーメタリック/ブラックマイカ(5万5000円高・BLACK Edition専用色)」「レッドダイヤモンド/ブラックマイカ(13万2000円高)」「ホワイトパール/ブラックマイカ(8万8000円高)」の3パターンが設定されています。

この2トーンカラーは、ルーフ部をブラックマイカ塗装とすることで、低重心なイメージを抱かせ、ブラックのアクセントカラーと共にスポーティさを強調。

モノトーンカラーは「ブラックマイカ」のみで価格は変わりません。

三菱自動車アウトランダーPHEV
充実装備が魅力のアウトランダーPHEV「BLACK Edition」

アウトランダーPHEVの特別仕様車「BLACK Edition」の価格は、441万3200円です。標準のアウトランダーPHEVは、393万9100円〜529万4300円という価格帯になっています。

先述したように、アウトランダーPHEVは、高級車そのものの上質な走りが魅力。黒がアクセントカラーとして内外装に配された「BLACK Edition」は、ビルシュタイン社ダンパーによるスポーティな操縦安定性、スタイリッシュなムードが加わった特別仕様車らしい個性が演出されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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