先代ハリアーと新型ハリアーの違いは?歴代ハリアーは多くのフォロワーを生んだシティ派SUVの先駆け【新型TOYOTA HARRIER】

■3代目ハリアーのエクステリアは「Elegant Velocity」を掲げる

2013年にフルモデルチェンジを受けた3代目ハリアーは、レクサスRXと袂を分かち、国内専用モデルとして登場しました。300万円を切るエントリーグレードを設定しながらも、トヨタらしい質感の高さは、同ブランドへの期待に添う仕上がり。2.0Lガソリン(トランスミッションはSuper CVT-i)、2.5Lのハイブリッドを擁し、引き締まった乗り味を示していました。また、エアサスペンションが設定されないなど、先代のラグジュアリームードからスポーティ路線にスイッチした印象も持っている方も多いはず。ただし、エクステリアは「Elegant Velocity」というテーマで、単なるスポーティ志向ではなく、エレガントさ、スピード感を兼ね備えたデザインが追求されています。一方のインテリアは、「Rich Simplicity」を掲げ、レイヤー状の凝った形状のインパネとハイクオリティを実現。

トヨタ ハリアー
3代目ハリアーのエクステリア

さらに、2017年のマイナーチェンジでは、2.0L直噴ターボ仕様を追加し、ガソリンターボらしい爽快感ある走りが可能にす。さらに、少しさかのぼると2014年には「G’s」バージョンが設定されたことで、3代目ハリアーが掲げる「ハリアーネス」という世界観がラグジュアリーよりもスポーティネスであることを裏付けたといえるかもしれません。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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