先代ハリアーと新型ハリアーの違いは?歴代ハリアーは多くのフォロワーを生んだシティ派SUVの先駆け【新型TOYOTA HARRIER】

2020年6月頃に発売される4代目の新型ハリアーは、歴代で初めてクーペフォルムも取り入れ、シンプルながらもエレガントさと逞しさを融合させた流麗さをアピールしています。ボディサイズは全長4740×全幅1855×全高1660mmで、従来型(先代)は全長4725×全幅1835×全高1690mm。先代よりも15mm長くなり、20mmワイドに、全高は30mm低くなっています。後席のヘッドクリアランスなど広さも新型は少し気になるところ。先代のパワートレーンは、2.0L直噴ターボ、2.0Lガソリン(NA)、2.5Lハイブリッドという多彩さを誇っていました。

トヨタ ハリアー
4代目となる新型ハリアーは、2020年6月の発売予定

新型のハイブリッドは、「A25A-FXS」型の2.5L直列4気筒直噴エンジンで、131kW(178PS)/5700rpm、221Nm/3600-5200rpmというアウトプット。2WDは88kW(120PS)/202Nmのフロントモーターを、E-FOURの4WDはフロントに加えて、40kW(54PS)/121Nmのリヤモニターを搭載。システム最高出力は、FFが218PS、4WDが222PSとなっています。ガソリン仕様は、「M20A-FKS」型の2.0L直列4気筒直噴エンジンで、126kW(171PS)/6600rpm、207Nm/4800rpmというスペック。さらに、ハイブリッド仕様には、2WD車を設定が設定され、先代ハイブリッドは4WDのみというラインナップから選択肢が拡大しています。

トヨタ ハリアー
4代目となる新型ハリアーのインパネ

かつてないほどの大ブームにより「SUVの多様化」が進む中での変革は、トヨタとしても勝負をかけている印象を写真からも受けます。新型コロナウィルスの影響で新車市場の苦戦が容易に想像されますが、新たな境地を切り拓く新型ハリアーには大いに期待したいですね。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる