先代ハリアーと新型ハリアーの違いは?歴代ハリアーは多くのフォロワーを生んだシティ派SUVの先駆け【新型TOYOTA HARRIER】

■2005年にはハリアーハイブリッドも登場

2代目もレクサスRXの兄弟車的存在で、2003年2月に登場。直列4気筒の2.4Lと3.0LのV6エンジンが設定され、FFと4WDが設定されていました。初代よりもボディが大型化され、しかも高級セダンに匹敵する質感や操縦安定性を与えることを目標に掲げられていました。

トヨタ ハリアー
2代目ハリアー

ミリ波レーダーの搭載により、量産車世界初のプリクラッシュセーフティの採用や電子制御エアサスペンションなどを用意。さらに、2005年登場のハイブリッド(ハリアーハイブリッド)には、3.3L V6エンジンとモーターの組み合わせにより、SUVに圧倒的な速さを盛り込んだモデルに仕上げられました。実際にその走りはパワフルで、「ハイブリッド=エコ」だけではないと印象づけたモデル。さらに、電子制御は、エアサスペンションだけでなく、パワートレーンやステアリング、ブレーキなどを統合制御し、操縦安定性を高める「VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)」を用意するなど、 現在につながる走りも手に入れています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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