都会派SUVの先駆車・ハリアーは、さらに磨きをかけたスタイリッシュさがステキ

■最上級モデルのハイブリッド+E-Fourに試乗

●走りはスポーティそのもの!

現在流行のスタイリッシュSUVの礎を築いた筆頭格がトヨタ・ハリアーです。その最新モデルに試乗しました。

ハリアー
ハリアーのハイブリッド+E-Fourに試乗しました!

ハリアーはカムリやレクサスES、RAV4などと同じGA-Kプラットフォームを採用するDセグメントのSUVです。ボディサイズは全長4740mm、全幅が1855mmで全高は1660mmとなっています。

フロントサスペンションはストラット式で、リヤサスペンションはダブルウィッシュボーン式になっています。

ハリアーのエンジン
4気筒の2Lガソリンエンジンと、4気筒2.5L+モーターのハイブリットユニットを用意。試乗車はハイブリッド+E-Four。

4気筒の2Lガソリンエンジンと、4気筒2.5L+モーターのハイブリットユニットを用意しています。

駆動方式はFFと、リヤにモーターを配置したE-Fourと呼ばれる4WDの2タイプがセットされています。今回試乗したのはハイブリッドのE-Fourです。

ハリアーでの一番の特徴となるのはその流麗なスタイリング。あのゴツゴツとしたRAV4とは対極とも言える繊細なラインを用いたフォルムは、強烈な印象を残すにも関わらず嫌味がないもの。

ハリアー試乗
ハリアーのボディサイズは全長4740mm、全幅が1855mmで全高は1660mm。

特にサイド面からボディ後端の細いリヤテールランプに向けてぎゅっと絞り込まれていくようなグラフィックが、新型ハリアーのアピールポイントとなっています。

ハリアーのコクピット
外観同様、スタイリッシュなコクピットは、静粛性も素晴らしいです。

非常にスタイリッシュな外観ですがインテリアは大きくゆとりがあります。前後席は頭上にも足元空間にも余裕があるのはもちろんのこと、ラゲッジルームに関しても外観からは想像のつかないほどの広さを持っています。

実際に乗ってみますと、178psのガソリンエンジンと120psのフロントモーター、そして54psのリヤモーターを協調制御しての走りは大変元気の良いもの。どんな局面でもモーターアシストが非常に強く働くので、俊敏なドライビングを行うことが可能です。

ハリアー試乗
土砂降りの雨の中でも安心!

また一方で静粛性は非常に高いものがあります。これはモーターによる駆動領域が多いことはもちろんですが、静粛性を高めるための部材を車体に大きく多く配置した効果が大きいです。

大型のフロアサイレンサーのほか、ダッシュボードには全面を覆う形の遮音層を設けています。またエンジンルーム内の吸・遮音材に関してもボンネットフード裏はもちろん、フェンダー周辺にも入念に配置することで静けさを増大させているのです。

新型ハリアーは大人びた綺麗なフォルムにスポーツモデル的な加速性能を組み合わせ、車内は大変静かと言う「これは絶対売れるでしょう」という内容のモデル。

三角窓
ドアミラーとAピラーの空間が視認性を向上。

現実にも爆売れ状態。月販目標台数3100台のところ、発売から1ヵ月で4万5000台の受注だといいますからすごいですね。

価格は2L・4気筒ガソリンエンジン搭載FFモデルの299万円から、2.5Lハイブリッドユニット4WDモデルの504万円となっています。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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