クロスオーバーSUVのオンロード性能をグッとアップさせる横浜ゴムの「ブルーアースXT AE61」

●世界中で大ヒットしているクロスオーバーSUV向けタイヤ「ブルーアースXT」

世界中でSUV、それもクロスオーバーSUVと言われるクルマが大ヒットしています。SUVなのだからある程度のクロスカントリー性能なども与えられていますが、そうしたクロスカントリー性能よりもオンロード性能を重視したいというユーザーも数多く存在します。

そうした性能を手軽に際立たせる方法がタイヤの選択です。横浜ゴムはオンロード性能を重視したSUVタイヤ「ブルーアースXT AE61」を2019年12月5日に発表、2020年2月から発売します。

BluEarth XT AE61_装着
見た目からもオンロードを重視しているのがわかる

「ブルーアースXT AE61」はショルダー部分からセンターリブまで高剛性を追求した設計とした専用の非対称パターンとすることでクロスオーバーSUVのオンロード走行に求められる性能を確保すると同時に、耐変摩耗性も向上しています。

ウエット性能については、円周上に設けられた4本のストレートグルーブと同じ円周上に設けられる細いインサイドナローグルーブが担当。静粛性は非貫通グルーブや5ピッチ・バリエーションなどの採用で実現しています。

BluEarth XT AE61_パターン イラスト1
4本のストレートグルーブとそれに挟まれた3本センターリブを持つ
BluEarth XT AE61_ドライ性能パタン
トリプルセンターリブと内外のショルダーが高いオンロード性能を発揮する
BluEarth XT AE61_静粛性パタン
サイプを貫通させないことでノイズを抑制。パターンは5ピッチ配列として共振を抑えている
BluEarth XT AE61__ウエットパタン
4本のストレートグルーブが高い排水性を実現

コンパウンド(トレッドのゴム)にはシリカとポリマーを配合したナノブレンドゴムを採用しウェット性能と低燃費性能を稼ぎ、「マウンド・プロファイル」と呼ばれるプロファイルを採用し、直進安定性と耐偏摩耗性能を向上しています。

BluEarth XT AE61__コンパウンド
シリカを均一に分散することでウエット性能と転がり抵抗低減を両立している

国内タイヤラベリング制度では、 全サイズでウェットグリップ性能で最高グレードとなる「a」、同じく転がり抵抗性能では「A」を獲得しています。ウエット性能と燃費性能の高さも誇ります。

BluEarth XT AE61__サイズバリエーション
16インチから20インチまで18サイズが用意される

BluEarth XT AE61__イメージ

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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