横浜ゴムから「ジオランダー」初のオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」が新登場

■クロスオーバーSUV向けのオールシーズンタイヤで、「M+S」「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得

年々、人気が高まり、選択肢も増しているのがオールシーズンタイヤです。非降雪地域の人にとって、年に数回程度の積雪でサマータイヤとスタッドレスタイヤの履き替え、あるいはタイヤの保管などはかなり面倒なのも事実でしょう。

公共交通機関が発達している地域であれば、雪が降ったら乗らない、という選択もできますが、そうでない場合はチェーンで対応している方も多いはず。

横浜ゴムは、2023年10月末から「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新商品で、クロスオーバーSUV向けのオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S(ジオランダー・シーブイ・フォーエス)」を発売します。発売サイズは、225/55R19 99V~225/65R17 102H の5サイズ。

「ジオランダー」ブランド初のオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」が新登場
「ジオランダー」ブランド初のオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」が新登場

SUV、ピックアップトラック向けタイヤとして高い知名度を誇る「ジオランダー」。「GEOLANDAR CV 4S」は、同ブランド初のオールシーズンタイヤになります。

同オールシーズンタイヤは、世界的な流行になっているクロスオーバーSUV向けタイヤ。新開発の非対称パターンとコンパウンドが採用されていて、ドライ性能はもちろん、高いウェット性能と雪上性能を実現したとしています。

急な降雪にも対応可能なことを示す「M+S(マッド&スノー)」規格、国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証であり、欧州で冬用タイヤとして認証された「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得。

冬用タイヤ規制、チェーン規制時でも走行可能なタイヤになります。なお、冬用タイヤ規制と普通タイヤチェーン規制の場合は走行できますが、全車チェーン規制の場合は、スタッドレスタイヤを含めて、あらゆるタイヤにチェーン装着が必要になります。

また、横浜ゴムのオンロード指向のオールシーズンタイヤとして、初めてサイド部にブロックが配置され、SUVにふさわしいパワフルなデザイン性の高さも印象的。

オールシーズンタイヤは、ドライ・ウェット路面から雪道まで、まさにオールシーズンを通じ、様々な路面状況に対応(深雪や凍結路面ではスタッドレスタイヤの装着が推奨されています)。気温に左右されない走行ができます。突然の降雪時にも対応できるほか、シーズンごとのタイヤ交換が不要になり、タイヤの保管場所の問題もクリアできます。

現在の「ジオランダー」シリーズは、ハイウェイテレーンからマッドテレーンまで、幅広い路面に対応する商品を展開。クロスオーバーSUV向けの商品では、グランドツーリングタイヤの「GEOLANDAR CV G058」、ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向けの「GEOLANDAR X-CV」、中・大型SUV向けの「GEOLANDAR H/T G056」をラインナップ。

今回の「GEOLANDAR CV 4S」の発売により、初めてオールシーズンタイヤが加わったことで、多様化するSUVユーザーのニーズを満たすことになります。

横浜ゴムは、高付加価値商品の主力である最上級タイヤの「ADVAN(アドバン)」をはじめ、「ジオランダー」、そしてオールシーズンタイヤを含めたウインタータイヤの販売構成比率の最大化を掲げています。

2023年度は「泥試合」をテーマに掲げ、「ジオランダー」の拡販に注力。2023年3月に北米とオーストラリアで発売された「GEOLANDAR A/T XD」、今回の「GEOLANDAR CV 4S」などの新商品投入に加え、既存商品のサイズ拡大を加速させています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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