マツダがまたやった! マイナーチェンジで他社ではやるハズないこと4選!!

・排気量のみをアップして価格はアップしなかったデミオ

コンパクトクラスの排気量って1.3リッターとか1.5リッターが主流です。もちろん、1.5リッターが上級グレードで装備が良かったりして価格も上だったりします。もちろん、そんなにたくさんのグレードを用意するのは大変なので、小排気量でいいや、という人と、少しでも余裕が欲しい人を分けるのは理にかなってもいます。けれど、マツダは今回デミオのマイナーチェンジでガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 1.3」を「SKYACTIV-G 1.5」に代えて来たのです。

その大きな目的は実用燃費の向上だそう。「ん? 排気量が上がると燃費は悪化するのでは?」というのはある意味正解である意味不正解。確かにカタログ燃費、特に定地燃費など、「実用ではあり得ない」ようなシーンでは単純に排気量によることがほとんど。しかし、実用上ではアクセルの無駄な踏み込みが減ったり、無駄なシフトチェンジが減ったりと、現実世界では余裕があったほうがよくなることがあるといいます。同じ出力を得るのに回転数が下がれば静粛性も増しますね。

それでいて価格は従来なみという正直価格設定なので、ユーザー的にはありがたいマイナーチェンジですね。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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