【新車速報】新型ホンダ・CR-Vは質の高い走行性能と安全性能でライバル車を一歩リード

トヨタ・ハリアーや日産・エクストレイル。そしてマツダ・CX-5という強力なライバル車がいる国産ミドルサイズSUVに再び参入するホンダ・CR-V。ここまでは走行性能や安全装備を紹介しましょう。

現行型CR-Vはサスペンションにフロントがマクファーソンストラット式。リアにマルチリンク式を採用。ショックアブソーバーにはシーンに応じて、最適な減衰特性を発揮する振幅感応型ダンパーを搭載しています。

このダンパーはフラットな路面などでの小さな入力に対しては1つのピストンバルブが作用し、低い減衰力で乗り心地を確保、タイトなコーナーなどの大きな入力に対しては、2つのピストンバルブが作用し、高い減衰力によって車両姿勢を安定させます。

またフロント、リアともに上質な乗り心地を実現するために液封コンプライアンスブッシュを採用。低動バネ化と高い減衰特性を両立することにより、段差を乗り越えた時などのような大きな入力があった場合でもショックを軽減。さらに振動の収まりを向上させることで、「ごつごつ」といった不快な周波数の振動を軽減させています。

また、大径の18インチタイヤを装着することで、路面との接地面積が大きくなり、優れたグリップ感でコーナリングの安定性とともにハンドリングの応答性を高めています。このように専用チューニングされたサスペンションやタイヤによってCR-Vはフラットな上質な乗り心地を実現しています。

上質な乗り味として、現行型CR-Vは静粛性の高さも魅力。CR-Vとして初めてリアサブフレームをフローティング構造としただけでなく、吸・遮音材を最適に配置することで、ロードノイズを低減しています。さらに、フラットブレードワイパーや遮音機能付フロントウインドウの採用などによって風切り音も低減しています。

ハイブリッド車にはエンジンのこもり音低減と加速サウンドを最適化するアクティブサウンドコントロール。またガソリン車にはこもり音低減を行うアクティブノイズコントロールを採用し、ドライバーの感性にマッチしたエンジンサウンドを再現しています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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