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・エンジンの中身だけ変えたロードスターRF
つい先日のマイナーチェンジで、ロードスターRFは排気量も変えず、エンジン内部の様々な部分を変えるというマイナーチェンジをやりました。理由は、「気持ちよく回るエンジンにしたかったから」だそうです。確かに、エンジンフィールはスポーツカーにとって一番大事な部分の一つではあるでしょう。しかし、見た目にまったくわからない「フィーリング」の変更をお客さんにわかってもらうのは至難の技。けれど、それこそがスポーツカーに与えるべきこと、という判断には男らしさを感じます。実際に乗り比べるとかなりの違いも感じますよ。
・リヤドアの鉄板の板厚を変えてしまったCX-3
高級車で「ドアの厚みが重厚感を感じる」ような表現もありますが、あれはドアユニット全体の厚み。CX-3はリヤドアの外板に使用する鋼板の厚さを0.5mm厚くするという誰にも気付かれないような変更をマイナーチェンジでやっちゃいました。重さにもいい影響がないその変更は「静粛性を高めるため」です。小さなプレミアムSUVを目指すCX-3にとって、遮音性は大きな課題ではあるハズです。生産部門との調整も大変だったというこの変更、その他の遮音材の追加などとも相まって、ドアを閉めた時の静粛感だけでも十分に効果は感じられました。