マツダがまたやった! マイナーチェンジで他社ではやるハズないこと4選!!

マイナーチェンジとは、おそらく日本でしか通じない言葉のような気がしますが、クルマの大きな変更=フルモデルチェンジに対して小変更のことを普通にそう表現しています。

大体は、型式が変わった場合をフルモデルチェンジと呼ぶのが通例のようですが、マイナーチェンジ=小変更の範囲は定義がないといってもいいでしょう。

ですが、往往にして日本車の場合、フルモデルチェンジから時間が経ってしまって販売現場からもそろそろ見た目だけでもリフレッシュしてくれないとお客さんが買ってくれないよ、という声に答えるように、中身はあまり変えられずに、フロントやリヤ周りなんかをお色直しする手法が多く見られました。

しかし、マツダは違います。見た目の変更には極力お金をかけず、下手するとまったく変えずにクルマのそのものの機能に関する部分をアップデートするマイナーチェンジを愚直にも続けてきてるのです。

その中でも目立った「こんなことやるか?」のマイナーチェンジを紹介しましょう。

・インパネまで変えてしまったアテンザ

普通、インパネを変えるのはフルモデルチェンジです。けれど、現行アテンザの初期モデルは、どうやらインパネデザインに不満が残っていたらしく、マイナーチェンジでバッサリと変えてきました。相当な大英断。しかし、そのお陰か現在でもそのインパネのままアテンザは走っています。

現行アテンザ、初期のインパネ
現行アテンザ、最初のマイチェン後

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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