【新車】居眠り防止だけじゃない! 新型フォレスターの「ドライバーモニタリングシステム」は何がスゴイ?

新型フォレスターの「e-BOXER」搭載グレードである「Advance」に標準装備される「ドライバーモニタリングシステム」には、居眠りや脇見運転を注意、警告する警報機能が用意されています。

さらに、最大5名まで登録可能なシートポジション(シートメモリー)、ドアミラー角度やエアコン設定の再現、イグニッションオフした時のメーターディスプレイ表示などが用意されています。これらは1台を夫婦や家族でシェアする場合に重宝しそう。登録はステアリングスイッチで行います。

ちなみに5名まで登録可能としたのは、フォレスターが5人乗りなので、5人まで対応できれば十分では? という考えからだそう。

カメラは、インパネ中央最上部にあるセンターディスプレイのバイザー(インパネセンターバイザー)内に仕込まれています。ただし、カメラのレンズが見えないようにカバーで覆われていますから、絶えず監視されているような気持ちにはならずにすみます。

また、同カメラによりドライバーの顔を検知して認識しているのですが、個人の顔を画像(映像)として保存しているのではないそうです。個人の顔を判別(認識)できる「データ」に置き換えているとのこと。

これは、個人情報保護の点から、万一、画像(映像)がネットなどに流出することも配慮した対策だそうで、サイバーセキュリティにも万全の対策が施されています。

なお、カメラはカラー画像で撮影されデータはモノクロ化。さらに広角レンズを使い、実際は運転席だけでなく、助手席のパッセンジャーも映っているそう。そんな話を伺うと、例えば、奥さん以外の女性を乗せたらヤバい! と思う方もいるかも?

でも、ご安心を。先述したように顔の画像(映像)を保存しているのではないそうなので、現場を押さえられてしまうという心配もありません。

さらにカメラは、ドアを開ける前から(ドア付近に近づくと)ドライバーの検知(識別)を始めるそうで、運転席に乗り込むのと同時に、登録済みのドライバーに対してシートやエアコンの準備、調整が素早く行われます。

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、SUBARU)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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