目標の250km/hをクリアしたMR2、その中身とは?・その2【OPTION 1984年11月号より】

OPTスーパーMR2の最高速2ndトライは、252.19km/h と、目標だった250km/hをクリアできました! エンジンパワー的にも余裕を持っていたという、そのメカニズムをプレイバックです!

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【OPTスーパーMR2への挑戦】
1stトライの50psアップ、260psをポンとマーク!

1stトライで236km/hをマークしたエンジンは、走行中の水温・油温・排気温度のすべてが正常であり、ダメージはまったく考えられなかったが、基本的なメカチューンの追加もあるのですべてバラバラにされた。

2ndトライ用のチューンはポート研磨、バルブガイド段付き修整、燃焼室形状変更、ブロック内面の段付き修整、スペシャルヘッドガスケットの採用、クランク、コンロッドのバランス取り。そして288度のスペシャルハイカムを採用した。

また、さらに高回転を考え、メタルとピストンリングを新品に交換した。タービンはK26で1stトライと同じだが、エキゾーストハウジングはK26最大のビッグハウジングを採用した。

この状態でエンジンテストベンチでテストした結果、追加インジェクターを210ccから327cc×2本という大容量に変更して燃料増量を行い、ブースト1.2kg/cm2で260ps/7000rpmを記録した。追加インジェクターの回転設定は5000rpmで1本、6500rpmで2本同時というセッティングでトライ。

その他は1stトライと同仕様で、当初考えていたインタークーラー用ラジエター、ドライサンプ化は時間の関係で手を付けることができなかった。

しかし、ベンチ上で260ps、それもベンチ室が40度以上という高温であったことを考えれば、250km/hマークは確実との自信で、谷田部トライアルに臨んだ。

この記事の著者

永光やすの

永光やすの 近影
「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系クルマ漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。