デ・トマソの再来! ダイハツがブーンを大変化させるキットを市販する【東京オートサロン2018】

サイドにはスポルト パッケージの楽しさが凝縮されています。前後輪に配置された『サイドストーンガード』とドア部の『フロント&リヤドアアンダーガーニッシュ』はあえてボディから大きく張り出した存在感あるものにしています。これは巨大なサイドプロテクションモール&スカートを持つシャレード デ・トマソにオマージュをささげたものと見えます。偉大なる先輩に敬意を表した書体の『サイドデカール』は右側用が鏡文字となる左右対象形。こうした逆文字デカールは80年代スポーツで流行したものでもあり「開発者はわかってるな」とニヤリとしちゃいます。

ブーン スポルト パッケージではさらに『フロント&リヤフェンダーガーニッシュ』という名のオーバーフェンダーも備えます。これは「一見オバフェン、実は黒への塗り分け」だったシャレード デ・トマソを”超えた”部分といえるのでした。これ豆知識ね。

オプションで用意されるレイズの15インチホイール『VOLK RACING CE28N』の設定色はハイパーゴールド。シャレード デ・トマソが履いていた金色のカンパニョーロ・ホイールが頭をグングンよぎって盛り上がるからマスト装着です(キッパリ)。

リヤ部分には『リヤロアスカート一体型リヤバンパーガーニッシュ』が装着されます。


これは東京オートサロン出展モデルでも大きく注目を浴びたディフューザー形状がポイント。ノーマルではかわいらしさのあるリヤの印象は一変、イカつい姿を得ています。

またシャレード デ・トマソではブラックパーツの中にホワイトのラインが入っていましたが、ブーン スポルト パッケージではこれをレッドで再現して全体を引き締めました(ちなみにレッドラインはシャレード・ターボ標準車で用いられていたものだから、スポルトの赤線はそちらへのオマージュでしょうか!?)。

インテリアに目を移しましょう。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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