空港で働くクルマ「いまいちメジャーじゃないほうの特殊車両4台」

摩擦係数測定車

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名前を聞いてもピンとこない? そうかもしれません。このクルマは滑走路の摩擦係数、すなわちすべり具合を測定するためだけのクルマなのです。後ろの荷台部分に穴を開けた摩擦測定用の機材を積んでいて、測定時にはそこからそのための車輪を下ろして走行するのです。そうです。このクルマは4輪車でなく5輪車なのです。

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摩擦係数測定車は50cm幅で計測していくのですが、車両に前方を写すカメラを取り付け、前面モニター上にガイドラインが表示され、運転者はガイドラインを目標にして走行します。慣れていないとやっぱり難しいとのことです。

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なお、ベース車両がサーブであることがスゴく気になる方が多いと思いますが、理由は特にないとのことでした。

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20160602Haneda Hatarakukuruma059さらに、一台だけ、黄色じゃなくて黄緑の車両があります。さてさてこちらのクルマは?

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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