トヨタの四半期決算、営業利益が前年比5.3%減の訳は?

トヨタ自動車が2月5日、2016年3月期 第3四半期(10月-12月)の連結決算を発表しました。

TOYOTA

それによると、売上高が7兆3,398億円(前年同期比+2.4%)、営業利益が7,222億円(同-5.3%)、営業利益率が9.8%、純利益が6,279億円(同+4.7%)となっています。

TOYOTA_2015_10-12

前年同期比で営業利益が低下しているのは、景気が低迷する中南米や中近東、アフリカなどにおける販売減や、労務費増、競争力向上に向けた研究費などの投資によるもの。

また販売好調な米国(前年同期比+2.3%)においても営業利益が減少(-15.5%)しているのは主力モデルのカムリなどにおけるインセンティブ(販売奨励金)増加による影響とみられます。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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