ホンダがアメリカで販売するFCV「CLARITY FUEL CELL」の概要を発表

トヨタに比べると慎重のような気がしますが、市販向けFCVの開発や深化はそれだけ難しい要素があるのでしょう。販売してからリコールが多発するような事態だけは避けたいのかもしれません。

th_4151028_009HアメリカでのCLARITY FUEL CELLの価格は約60,000USドルと発表されています。先述したようにリース専用車両で、リース料金は期間、プランにより異なりますが、月額のリース料金は500USドル以下を計画し、カリフォルニア州で販売を開始。

1月24日時点の1ドル=118円で単純に換算する、CLARITY FUEL CELLの価格は708万円。月額のリース料金は5万9000円以下ということになります。

「CLARITY FUEL CELL」をおさらいすると、燃料電池スタックはホンダ独自の技術により従来よりも33%の小型化を図りながら、出力は従来比で約60%の向上を果たしていて、燃料電池パワートレインをV6エンジン(ホンダ製3.5LV6エンジン)と同等サイズまでコンパクト化し、世界で初めてセダンのボンネット内に集約しているのが大きな特徴で、5人乗車を可能にしています。

気になる航続距離は、パワートレインの高効率化や走行エネルギーの低減により、FCVトップクラスの一充填走行距離(参考値)300マイル以上を達成としています(300マイル=約483km)。

なお、この航続可能距離は、SAE規格(J2601)の標準条件に基づいた水素充填圧70MPaステーションで充填した後の同社の測定値。

仕様の異なる水素ステーションで充填した場合は、水素タンク内に充填される水素量が異なるため、走行距離も異なります。また、当然ながら走行距離は使用環境や運転方法により大きく異なるものという条件がついています。一回あたりの水素充填時間は3〜5分程度です。

この「CLARITY FUEL CELL」のプラットフォームは、米国で2018年までに発売するとしているプラグイン・ハイブリッド車にも採用されるそうです。

日本での発売も今年3月からのリース販売から開始され、官公庁や企業などのユーザーから意見を反映して個人に販売される予定で、リース販売と合わせて通常販売も計画中とのこと。

なお、CLARITY FUEL CELLの日本での価格は税込み766万円(本車両はリース専用車両で、リース料金は期間・プラン等により異なります)とアナウンスされていますから、近い将来、トヨタ「MIRAI」かホンダ「CLARITY FUEL CELL」かを選択できるようになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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