マツダ新型アテンザがビッグチェンジで欧州ライバル車を凌駕する3つの魅力

Cクラス BMW3シリーズ

アテンザの最上級モデルXD LPackge 2WDは衝突回避ブレーキをはじめ、先進の安全装備が標準装備で車両本体価格374万2200円 です。昨年登場したメルセデス・ベンツCクラスはエントリーモデルのC180が419万円と、アテンザとの価格差が最も小さいです。搭載されるエンジンは1.6Lターボと排気量は小さいですが新開発のシャシーはアルミニウムなどで軽量化され、高い運動性能を実現しています。一方の安全装備はレーダークルーズコントロールやレーンキープサポートがオプションなので、装着すると価格差はかなり広がってしまいます。

BMW320iは「駆け抜ける歓び」を具現化した優れたハンドリング性能が魅力です。搭載される2L直4ターボは今回の4車種の中で最も最高出力は高く、安全装備もアテンザと同様に標準装備されていますが、価格は100万円高です。BMW特有の走りの良さは魅力ですが、アテンザの走行性能も引けを取りません。

アウディA4 / Fahraufnahme

最後はアウディA4 2.0TFSIです。販売開始したのが、2008年3月とこの4車種の中で最も古いということもあり、安全装備の充実度は低めです。しかし最大トルクはアテンザに次ぎ大きいので、滑らかな加速感が味わえますし、高額なクワトロと呼ばれる4WDモデルは高い走行性能を発揮します。

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アテンザは上記の3車種より、ボディサイズは大きく、さらにディーゼルエンジンによる太いトルクによってスムーズな加速が味わえるとともに、低燃費を実現しています。また、セダンだけでなく、広くて使いやすいラゲージスペースをもつステーションワゴンもラインナップしています。セダン、ステーションワゴンともに欧州車に負けないハンドリング性能と安全性能を実現しているアテンザは輸入車ユーザーも注目の1台です。

(文・萩原文博/写真· 前田圭介

 

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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