ホンダ「グレイス」の販売好調はセダン復権の予兆か?

国産コンパクトセダンの人気が薄らいで久しいなか、ホンダが昨年12月に発売した4ドアHVセダン「グレイス」が発売後2ヶ月で10,000万台を超えたそうで、3,000台の月販計画に対して5,000台/月ペースで推移しているようです。

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スタイリッシュなボディフォルムに加え、同社の上級モデル「アコード」クラスの室内長(2,040mm)がもたらすゆったりとした後席足元スペース、上質なインテリア、数あるHVモデルの中でも優れた燃費性能(34.4km/L)などが好評なのだとか。

それもその筈、スペックを見ると、ベースモデルのフィットに比べて後席足元スペースに利くホイールベースが大幅にストレッチされており、これにより室内長が105mm拡大しています。 

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さらにHVでは稀なフルタイム4WDモデルが用意されており、価格も195〜241万円と比較的リーズナブルに抑えられている点も魅力。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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