【新型ハイラックス試乗】使い勝手のいいダブルキャブに、バリエーション豊富な荷台。ハイラックス・サーフを彷彿とさせるアフターパーツも発売

クロスカントリーファンに歓迎されること請け合いの新型ハイラックスですが、やはりトラックとしてのユーティリティを見逃すわけにはいかないでしょう。

荷台の寸法は長さが1520mm、最大幅が1565mm、最小幅が1105mm、高さが480mmとなっています。ボディ面は一般的な防錆鋼板を採用していますが、荷台面についてはさらにサビや腐食に強い亜鉛メッキ鋼板が採用されています。

 

また、販売店オプションではありますが、荷台面をカバーしてキズや汚れを防ぐベッドライナーやゲート上面をカバーするゲートプロテクター、荷台全面にフタをするようにカバーするソフトトノカバーも用意されます。また、TRDではハードトノカバーやオーバーフェンダーも用意。

さらに荷台部分をすっぽりとカバーし、かつてのハイラックスサーフのようなスタイリングを実現するキャノピーも12月に発売予定となっています。

ハイラックスはダブルキャブというタイプのトラックで、ドアが4枚あり前席に2名、後席に3名の合計5名の乗車定員を確保しています。後席は6対4分割でシートクッションを持ち上げることができ、雨などにさらしたくない荷物を後席部分に搭載することも可能です。また、リヤシートクッションは平板なデザインなので、仮眠用としても有効になっています。

ボディサイズが大きく、最小回転半径が6.4mと大きなハイラックスですが、ユーティリティ性は高く、居住地の道路状況が許せば、意外なほど使い勝手がいいモデルとなる可能性があります。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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