2L+モーターのe-BOXERでスムーズな走りを実現【スバル XV 最新モデル】

●モーターを効果的に加速に使用するマイルドハイブリッド・e-BOXER

インプレッサ スポーツをベースにして最低地上高を大きくアップし、外装についてもハードなイメージの樹脂パーツを多く使用する人気クロスオーバー・XV。このモデルに昨年末、マイナーチェンジが施されました。

スバル XV
黒い樹脂パーツが目立つエクステリア

今回、2Lエンジンモデルは純エンジン車がラインナップ落ちし、小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドe-BOXER搭載モデルのみにしています。1.6Lは引き続き純エンジン仕様として残っています。

外観では新しいデザインのLEDのハイビーム&ロービームを採用しています。

スバル XV
LEDヘッドライトが新デザインに

またリアフォグのデザインも新しくしました。

スバル XV
リヤフォグが新デザインに

インテリアではマルチファンクションディスプレイ(メーター中央とインパネ上部の2ヵ所)のグラフィックを変更しています。

スバル XV
新グラフィックのマルチファンクションディスプレイ
スバル XV
新デザインのマルチファンクションディスプレイ表示

またアイサイトツーリングアシストを採用して、車線中央維持支援機能が強化されました。従来のアイサイト・バージョン3では約65km/h以上でのみ機能していましたが、今回はこれを0km/hからの全車速対応としています。

スバル XV
アイサイトは進化した『ツーリング』に

ちなみにこの機能はオートクルーズコントロールをセットした時のみ作動します。オートクルーズコントロールの設定可能領域は従来より拡げて約120km/hまで対応するようになっています。

スバル XV
操舵支援の領域範囲が広がって0km/h以上から対応に

この新型XVのe-BOXER搭載・アドバンスグレードに試乗しました。

スバル XV
サスペンションアームは車高に合わせて専用設計

NA水平対向4気筒145psのエンジンと、13.6psを発生するモーターに変更はありません。

スバル XV
2L水平対向エンジンとモーターの組み合わせ

今回改めて持ってみると非常に小さく思えるモーターの出力が実際の走行には大きく貢献してると再認識しました。

スバル XV

マルチファンクションディスプレイ上のモーターの動きを見ていると、発進加速時にはもちろんのこと、中速域からアクセルを踏みました時などにも、こまめにエンジンに加勢をしてくれているのがわかります。

スバル XV
モーターのみでの走行状態

このため純エンジン車両(2019年秋まで設定)比で110kg重い1550kgの車重を意識しない、軽やかな走りをしてくれています。

スバル XV
エンジンにモーターが加勢しての加速状態

また最低地上高を200mmとかなり大きく取っているため、乗る前には腰高な印象ではないかと危惧したサスペンションですが、実際には全く違和感はないものです。

ベースとなったインプレッサとほとんど同じような感覚でコーナーを輝かにクリアしていてくれます。

スバル XV
最低地上高が200mmもある

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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