【新車】フォルクスワーゲンの新フラッグシップ「アルテオン」は280馬力の四駆でお値段549万円から【東京モーターショー2017】

2017年3月に開催されたジュネーブモーターショーにおいて世界初公開された、フォルクスワーゲン「Arteon(アルテオン)」は、世界的にトレンドなクーペスタイルのミッドサイズ・サルーン。そのアルテオンが、日本におけるフォルクスワーゲンの新フラッグシップとして発売されることが明らかとなりました。

発売開始は2017年10月25日、同日より始まる第45回 東京モーターショーでもお披露目されます。

そのスタイリッシュなボディは、従来のフラッグシップといえる「Passat(パサート)」よりも一回り大きくなっています。しかも、ホイールベースは2835mm と長くなっていることで、クーペスタイルで全高が低めながら、十分なキャビンを実現しているといいます。

エンジンは2.0リッター直噴ターボで、その最高出力は206kW(280PS)、最大トルクは350Nm(35.7kg-m)と強力なもの。そのパワーは、4MOTIONと呼ばれる四輪駆動システムによって路面に伝達されます。トランスミッションは最新の湿式 7 速 DSG(DCT)となり、まさに「Golf R(ゴルフ アール)」のパフォーマンスを持った、ラグジュアリーサルーンとなっていることが期待できるのです。

現代のクルマに求められる先進安全装備についてもフラッグシップらしくフル搭載状態。フォルクスワーゲンのクノロジーショーケースとしてフラッグシップにふさわしい最新技術を採用しています。もちろん、渋滞時追従支援システム“Traffic Assist(トラフィックアシスト)”などの自動運転を見据えた運転支援システムも備わります。

日本仕様としては初採用となる“デイタイムランニングライト”や、デジタルメータークラスター“Active Info Display(アクティブインフォディスプレイ)”といったテクノロジーもフラッグシップにふさわしい内外装を演出する新型「アルテオン」。グレードとしては、「R-Line 4MOTION」「R-Line 4MOTION Advance」の 2つを設定。

ボディカラーは、ターメリックイエローメタリック(有償オプションカラー)、 チリレッドメタリック(新色)、 ディープブラックパールエフェクト、 パイライトシルバーメタリック、 アトランティックブルーメタリック、 オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー)の6色を用意しています。

メーカー希望小売価格(税込)は、「R-Line 4MOTION」が549万 円、「R-Line 4MOTION Advance」が 599万 円となっています。

■フォルクスワーゲン・アルテオン R-Line 4MOTION Advance主要スペック
全長:4865mm
全幅:1875mm
全高:1435mm
ホイールベース:2835mm
車両重量:1700kg
乗車定員:5名
エンジン形式:直列4気筒DOHCインタークーラーターボ
総排気量:1984cc
最高出力:206kW(280PS)/5600-6500rpm
最大トルク:350Nm(35.7kg-m)/1700-5600rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:13.3km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:245/35R20
メーカー希望小売価格(税込):5,990,000円

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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